【大手出版社投稿OK】クリスタ漫画制作!プロの手順【原稿フォーマット無料配布】

クリスタで漫画制作をしたいけれど、手順がわからなかったり、画像サイズが本当に正しいか不安な人も多いと思います。

あかにゃん

もし自分の原稿のサイズが間違っていたら怖いにゃ

あおにゃん

プロがやっている漫画を描く手順を知りたいです

きいにゃん

デジタル漫画のシンプルな描き方を知りたいぜ!

すいへい

複数の大手出版社で問題ない方法です。参考にしてください

クリスタには機能が豊富にあります。どれを使用するかは人それぞれですが、シンプルな方法をまずは覚えましょう。

この記事でわかること

クリスタの漫画制作手順

大手出版社通過済みの原稿サイズ

クリスタと液タブの購入を考えている人はこちらもどうぞ。

本ページ筆者の経歴

PN水兵きき。大手出版社で連載8回、20年近く漫画家生活。代表作はアマゾン1位『みかにハラスメント』。一発屋。

一番売れてる漫画制作ソフト

漫画を描くならEX

目次

クリスタ漫画制作の手順

すいへい

それではぼくの原稿を見本に手順を説明していきます。

STEP
新規ファイル作成

・ファイルの作成
・原稿サイズ
・複数ページ作成

STEP
ネームと下描き

・ペンツール

※下描きまでアナログの場合はステップ2は飛ばしてください

STEP
枠線

・コマ枠ツール

STEP
フキダシ

・テキストツールのフキダシツール

STEP
ペン入れ

・ペンツール

STEP
レイヤー作成

・レイヤー分け

STEP
ベタ、基本色、影を塗る

・ペンツール
・塗りつぶしツール

STEP
集中線、白抜き、効果トーン、効果音

・図形の集中線ツール
・流線ツール
・境界線効果
・選択範囲をフチ取り
・効果トーンの準備

STEP
背景を描く

・3Dオブジェクト
・クリップスタジオ応援サイトからDL

STEP
写植を入れる

・テキストツール

※通常はプロの方は写植は入れません。参考までに。

STEP
統合して描き出し、2階調化

・統合して描き出し、2階調化(トーン化)
・保存形式

STEP
プリント出し

・プリント出し

STEP
圧縮、データ転送サービス、メールにDL用URL添付

・圧縮
・データ転送サービス
・メールにDL用URL添付

step1 新規ファイル作成

ファイルの作成
原稿サイズ
複数ページ作成

これから描こうと思っている漫画のおおよそのページ数を決めてファイルを開きます。
あとからでもファイルは追加できるのでまずは大体で構いません。

『ファイル』➡『新規』から新規ファイルを作成します。

〈ここから次の画像〉
1 一番上の全てのコミック設定を表示をクリック。

2 『プリセット』の商業用断ち落とし5mmモノクロ(600dpi)を選択 基本色はモノクロで。

すいへい

講談社や小学館、秋田書店でこのサイズで原稿を渡していたので間違いなし!

出版社によって若干の差はあるもののこのサイズで描いていたらすぐに修正できます。

プリセットの『B4判モノクロ(600dpi)』を選ばないように注意。明らかにB4とはサイズが違います。

同人誌のB5製本ならプリセットのB5判モノクロ(600dpi)

3 複数ページはここにチェックを入れます。ここでは8Pにしました。

4 ここはディフォルトでOK

ちなみにぼくはクリスタの全体のカラーは『淡色』が見やすいので、こうしています。

変更する場合は『ファイル』➡『環境設定』➡『インターフェース』➡『カラー』の配色テーマで『淡色』と『濃色』を選べ、濃度調整も出来ます。

step2 ネームと下描き

ペンツール

ペンツールを使って、ネームと下描きをします。

※下描きまでアナログの場合はステップ2は飛ばしてください。

このままだとモノクロでしか描けないので、レイヤー1の表現色をグレーにします。

1 レイヤー1を選択します。

〈ここから次の画像〉
2 レイヤープロパティを選択します

3 表現色をグレーにします。

下描きは青色でする場合は表現色をカラーにします。

レイヤープロパティが見つからない場合は、上部にある『ウインドウ』➡『レイヤープロパティ』で表示

これでグレーで描けるようになりました。続いてペンツールです。

〈ここから次の画像〉
1 ツールボックスから『ペンツール』を選択します。

2 ディフォルトでもペンの種類は豊富です。

3 サイズや硬さ、濃度が選べます。ご自分で使いやすいものを選んで微調整してください。

4 このスパナのアイコンで詳細設定ができます。

レイヤーの名前を『下描き』にしておきましょう。レイヤー名を『ダブルクリック』か、レイヤータグの横にある3本線(三)から『レイヤー設定』➡『レイヤー名の変更』からできます。

step3 枠線

コマ枠ツール

下描きが出来たら枠を作っていきましょう。

枠線は『レイヤー』➡『新規レイヤー』➡『コマ枠フォルダ』で作ります。

〈ここから次の画像〉
新規コマ枠フォルダーの名前と線の太さを決めます。

すいへい

作風によりますがぼくは12PXにしています。アンチエイリアスは『なし』にしましょう

〈ここから次の画像〉
1 コマ枠ツールを選択

2 枠線分割を選択

3 左右の間隔、上下の間隔を決めます。ぼくは左右90、上下180にしています。

4shiftを押しながら枠線を描くと直線が引けます。

続いて『断ち切り』を作ります。

1 操作ツールを選択しオブジェクトを選びます。

2黄色い三角をクリックします。

〈ここから次の画像〉
『断ち切り』になりました。

枠線レイヤーをラスタライズします。

1 枠線レイヤーを選択して、『詳細』ボタンをクリックし 2『ラスタライズ』します。

枠線がラスタライズされ塗りつぶしが出来るようになりました。

〈ここから次の画像〉
1 塗りつぶしツールを選びます。

2 枠線の外側を白で塗りつぶします。

すいへい

これで枠線は完成です。

step4 フキダシ

・テキストツールのフキダシツール

フキダシを作っていきます。

1 フキダシアイコンを選択します。

2 楕円フキダシや 3 フキダシペンでフキダシを作ります。

4 フキダシしっぽでフキダシのしっぽを描きます。

5 ツールの詳細です。ぼくは枠線同様12PXで描いています。

6 実際にツールで描いたフキダシです。

これでフキダシも完成です。

すいへい

フキダシが枠線にかかる場合はそのフキダシだけレイヤーを分けてレイヤーの順番を調整しましょう

step5 ペン入れ

ペンツール

ペン入れをしていきます。新規のベクターレイヤーを作りましょう。

1 『レイヤー』➡『新規レイヤー』➡『ベクターレイヤー』で作ります。

2 こちらからもボタン一つでベクターレイヤーが作れます。

すいへい

ベクターレイヤーは消しゴムかけも簡単!

ペン入れレイヤー(ベクターレイヤー)はモノクロのままにしておきましょう。グレーでは二階調化(白黒化)した時に線がギザギザになってしまいます。

ペン入れをします。

1 ペンツールを選択。

2 はじめから入っているGペンを選択します。

3 自分の使いやすいように詳細を調整します。

4 更に細かい調整も。

すいへい

もちろんGペン以外もOKですよ!自分好みに調整してください

消しゴムツールやヒストリーを利用してペン入れを完成させましょう。

1 消しゴムツールを選択。

2 好みの消しゴムツールを選択。

3 詳細を設定。

ベクター用消しゴムなら修正も楽々。なぞるだけで交差する部分手前まで一発消去。

4 ヒストリーで過去の工程に戻ることも。

ヒストリーが見当たらない場合はウインドウのヒストリーから表示。

すいへい

やり直しのショートカット『Ctrl+Z』も!

step6 レイヤー作成

レイヤー分け

仕上げをする前にレイヤーを作っておくと便利です。

1 線画は間違えて描いてしまわないようにロックしておきます。ロックされたレイヤーはロックアイコンが付きます。

2 黄色の四角の部分をクリックするとレイヤーの色を変えられます。

見分けが付きやすいように自分の好みで分けておくと便利です。

3 レイヤーは『レイヤー』➡『新規レイヤーー』➡『ラスターレイヤー』から作るか3のアイコンから作れます。

ベクターレイヤーは塗りつぶしが出来ないため、ここからはラスターレイヤーを使用します。

作るレイヤーは基本的に『トーン』『トーン乗算』『ホワイト』をはじめに作りましょう。その他は自分の好みや、使う時でも良いでしょう。

『トーン』と『トーン乗算』は重ねたほうが使いやすいので画像の『☆』にある『乗算』にしておき、レイヤープロパティから『グレー』にしておきましょう。

すいへい

レイヤー分けはなるべく少なくすっきりさせましょう。とはいえ、線画レイヤーに直接描いたらやり直しが大変なのでNGです

step7 ベタ、基本色、影を塗る

ペンツール
塗りつぶしツール

原稿に色(グレー)を塗っていきます。

この時トーン化しながら作業を進めるのが一般的となっていますが、トーン化や選択範囲を取るのに手間がかかるのでグレーで進めます。最後にトーン化します。

すいへい

本当にグレーのまま描いていいの?という人は先にstep11統合して描き出し、2階調化をチェック

カラーセットを開きます。見つからない場合はウインドウ➡カラーセット

カラーセットの上にあるグレーを選び塗っていきます。


カラーセットが使いにくいという方はこちらもどうぞ。下記からDLできます。

原稿フォーマット

商業用サイズと同人誌B5サイズのファイルです。色見本付きで使いやすい!

すいへい

ぼくが使っている原稿フォーマットです。ペンツールでAlt+クリックでスポイトになり作業効率UP


1 ペンツールや塗りつぶしツールを選択します。

2 塗りつぶしツールの場合『他レイヤーを参照』にしておきます。

3 詳細を設定。

隣接のピクセルをたどるにチェック。アンチエイリアスのチェックを外す。

すいへい

カラーセットは自分で使いやすいようにカスタマイズしましょう。

step8 集中線、白抜き、効果トーン、効果音

集中線、流線

図形の集中線ツール
図形の流線ツール

枠線内を選択し、集中線を描きます。まずわかりやすいように枠線だけ表示します。

1 自動選択ツールを選択します。

2 編集レイヤーのみ参照選択。

3 詳細設定。隣接ピクセルをたどるにチェック、アンチエイリアスのチェックを外す。

4 1コマ目をクリックし選択しました。

〈ここから次の画像〉
1 図形ツールを選択します。

2 集中線を選択します。

3 好みの集中線を選びます。

4 詳細設定。

5 ドラックで集中線を引きます。

すいへい

集中線はちょっとの差で印象が変わるので何度も試してみましょう。流線を描きたい場合は『集中線』ではなく『流線』を選んでください

次は白抜きです。

白抜き

境界線効果
選択範囲をフチ取り

白抜き方法を2つ解説します。

すいへい

こちらが基本の白抜きです。必ず覚えましょう

1 自動選択ツールを選択します。

2 他レイヤーを参照選択を選択します。

3 詳細を設定します。隣接ピクセルをたどるにチェック、アンチエイリアスのチェックを外す。

4 キャラの周りを全て選択しました。

〈ここから次の画像〉
1 白抜き用のレイヤーを作ります。

2 レイヤー1が出来ました。

3 編集をクリックします。

4 選択範囲をフチ取りを選択します。

『内側に描画』を選択します。太さはぼくは16~20くらいにしています。

フチ取りが出来ました。

このフチ取りを白でしてしまうと、この後のいらない部分の消去がが難しくなるので白はやめましょう

いらない部分を『消しゴムツール』や『塗りつぶしツール』で消します。

※塗りつぶしツールは『透明』を選択。

すいへい

透明で塗りつぶし

赤い部分を選択して白に塗りつぶせば完成です。

『自動選択ツール』で赤い部分を選択します。塗りつぶしツールで『白』で塗りつぶします。

細かいと選択が取りにくいので下記の方法も。

1 Ctrl+レイヤーのアイコン部分をクリックで、レイヤーにあるものすべてを選択できます。

2 Alt+Backspaceで全て塗りつぶせます。

次は2つめの方法です。白抜きしたいキャラがレイヤー分けされている場合に使える方法です。

見やすいようにそのレイヤーだけ表示します。

1 レイヤーのプロパティを開きます。

2 境界効果をクリックします。

3 フチの太さとフチの色を決めます。ここではわかりやすいように赤にしています。通常は白です。

4 白抜きが出来ました。

すいへい

簡単ですが、この白抜きは使えるところが限られます。

次は効果トーンです。

効果トーン

効果トーンの準備

キャラクターの背景などに入るトーンです。

 『ウインドウ』➡『素材』➡『素材テクスチャ』であらかじめいくつかのトーンが用意されています。

しかし数が少ないので表示された素材の中にある3『ASSETS』から好みのトーンを選びましょう。

すいへい

事前に用意しておくといいと思います。トーン選ぶの楽しい!
素材は有料、無料があります。

効果音

ペンツール

新規レイヤーを作り、作風に合ったペンで効果音を描きましょう。

白抜きするなら『レイヤーのプロパティ』➡『境界効果』➡『フチの太さ』で。

step9 背景を描く

3Dオブジェクト
クリップスタジオ応援サイトからDL

背景を描いていきます。

自分で描く場合は『レイヤー』➡『定規・コマ枠』➡『パース定規の作成』でパースを取ります。

ここではより簡単な『ASSETS』の3Dオブジェクトを紹介します。

すいへい

ぼくはほぼ100%、3Dオブジェクトで背景を埋めています

素材は有料のものが多くあるのでゴールド会員になってCLIPPYをもらいましょう。
会員になるにはこちらから

まず『クリップスタジオ』を開きます。クリップスタジオペイントを開くと同時に出るウインドウです。

どこにあるかわからないときはクリップスタジオペイントを再起動か『ファイル』➡『Clipstudioを開く』

左の一覧にある『ClipstudioASSETSの素材を探す』をクリック

1 詳細を開きます。

2 3DオブジェクトとClipstudiopaint PRO/EX にチェックを入れます。

検索欄に探している背景のキーワードを入れます。

DLして自分の原稿に使用します。詳しい使い方はこちらでも。

すいへい

ゴールド会員(月額200円)になると素材をDL出来るCLIPPYが毎月1,500 +αもらえます。会員になってCLIPPYをためておくといざという時に困りません。

step10 写植を入れる

テキストツール

クリスタが提供している『イワタアンチック体B』をダウンロードします。クリスタのページからDLできます。

セリフを打っていきます。

1 テキストツールを選択します。

2 テキストかテキストアンチエイリアスを選択します。

3 フォントはDLした『イワタアンチック体B(I-OTFアンチックStdB)』を選択します。

詳細を設定。アンチエイリアスはオフ。

※特殊なフォントを使いたいときは変更。

4 セリフを書いていきます。

step11 統合して描き出し、2階調化

統合して描き出し、2階調化(トーン化)
保存形式

出版社に投稿できるように『書き出し』をします。保存形式はPSDです。

すいへい

PSDにしておけばどこでも大丈夫!


1 『ファイル』➡『画像を統合して書きだし』➡『psd(Photoshopドキュメント)』を選択します。

〈ここから次の画像〉
出力イメージの『トンボ』と『テキスト』にチェックを入れます。

カラーの表現色は『モノクロ2階調(トーン化)』を選択します。

拡大縮小時の処理はコミック向き、品質優先にします。

すいへい

これで2階調化(トーン化)されました

step12 プリント出し

プリント出し

完成した原稿をプリント出ししましょう。

投稿や持ち込み用にプリント出しします。B4プリンタが無い場合はコンビニで出力しましょう。

投稿用には向きませんがA4サイズのプリンタの場合でも、紙のサイズに合わせて出力して原稿をチェックしましょう。

すいへい

プリント出しをすると塗り残しや、信じられないミスに気づきます。つまらない所でマイナスにならないようにプリント出しチェックを習慣にしましょう。

step13 圧縮、データ転送サービス、メールにDL用URL添付

データ圧縮
データ転送サービス
メールにDL用URL添付➡送信

すいへい

ここからはクリスタは関係ない作業です。

担当さんがついていたり、すでにプロの場合はメールで完成原稿のデータを送ります。
ここではぼくの手順を解説します。

STEP
データ圧縮

データ圧縮にはLhaplusを使っています。形式はZIP形式です。

STEP
データ転送サービス

データの転送はギガファイルを使っています。

STEP
メールにDL用URL添付➡送信

ギガファイルでアップロードしたデータのURLをメールに添付して、担当編集者さんに送ります。

すいへい

以上で1話分が完成です!お疲れさまでした!

『クリスタ漫画制作!プロの手順』まとめ

プロの漫画制作手順をなるべくシンプルに解説してみましたが、どうでしたか?

繰り返していくうちに使い方はわかってくると思うので何度も挑戦してみてください。

ツールボックスのツールが見つからないという時は、サブツールが別の物になっていてアイコン画像そのものが変わっている場合があります。

一つずつアイコンにカーソルを合わせ暫くすると、ツールの名前が出るのでそれで確認も出来ます。試してください。


一番売れてる漫画制作ソフト

漫画を描くならEX


デジタル導入を考えている人はこちらもどうぞ。


この記事の内容はデスクトップパソコン(ウインドウズ10)で確認されている動作です。別の環境では若干やり方が変わることがあります。

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