【長所・短所】漫画制作『3つ』のどのタイプ?描かない漫画家志望はこうして生まれる?

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漫画家志望の方にお聞きします。あなたは漫画賞の締め切りを守れますか?

あかにゃん

今回は締め切りに間に合いそうにないから、次の賞に応募するにゃ

あおにゃん

私は締め切りに合わせて進めているから大丈夫です!

きいにゃん

もう完成してるぜ!時間もあるしもう1作投稿しようと思ってるぜ!

すいへい

漫画を描く人には3種類のタイプがあります

それは・・・

  • 1,締め切り日に「合わせて」漫画を描くタイプ
  • 2,呼吸をするかのように「いつでも」漫画を描くタイプ
  • 3,漫画を「描ききれない」タイプ

ご自分のタイプがどれに当てはまるかなんとなく心当たりがあると思います。

この記事ではこの3つのタイプの良い所と悪い所を解説していき、どんな描き方をすれば良いか解説していきます。

きっと漫画の量産化と質の向上に繋がるはずです。

この記事でわかること

・タイプ別の漫画の描き方

本ページ筆者の経歴

漫画家。PN水兵きき。連載9回立ち上げ。漫画家協会会員。クリスタ検定(マンガ)合格。ココナラ漫画添削PRO認定。デジコレ『魔王だけどレベル1~』連載中。→作品紹介ページ


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目次

1,締め切りに合わせて描くタイプ

こちらのタイプは締め切り日を意識し、それに合わせて描くタイプで、

締め切り日に原稿を完成させることができるタイプです。

しかし悪く言うと締め切り近くにならないと描き始めないタイプです。

おそらく商業で描いている漫画家の7割程度がこのタイプだと思います。


このタイプの弱点は?

締め切りが無いと描けずにダラダラとしてしまう。

あおにゃん

う・・・私は当てはまります

このタイプの長所は?

原稿入稿後に体を休められ、リラックスしながら次の漫画のネタ集めが出来ます。

SNSなどの発信も息抜きになり、得意なことが多いようです。

どういう漫画制作スタイルがいい?

とにかく締め切りを決めて取り掛かると良いでしょう。

直近に漫画賞の締め切りが無い場合は、身近な人やSNSなどで『漫画を完成させる』ことを宣言して締め切りを作りましょう。

出版社に持ち込みの予約をして自分自身にプレッシャーをかけるのも良いでしょう。

あおにゃん

締め切りは守ります!

2,呼吸をするかのようにいつでも漫画を描くタイプ

こちらのタイプは、漫画を描くことに苦を感じず『好きなことだから、いくらでも描けるよ!』というタイプです。

きいにゃん

俺もいくらでも描けるぜ!

このタイプは描くペースが一定で、1ページにかける時間やクオリティがある程度決まっています。

そのため大事な1コマにこだわって何時間もかけて仕上げることは苦手なようです。

こちらのタイプは商業誌で描いている漫画家の3割くらいいると思います。

このタイプの弱点は?

リズムよく描くことが心地よく、自分の決めたクオリティまで描いたら商業レベルに達していなくても次のページへと進んでしまいます。

自分のリズムで漫画を描くことが当たり前すぎて、担当さんなどにブレーキを掛けられることでストレスになるようです。

きいにゃん

ブレーキは嫌だ!俺のペースで描かせろ!

このタイプの長所は?

絵とストーリーのクオリティが商業レベルなら、漫画を量産する上で間違いなく『最強のタイプ』です。出版社としても1番頼りになるタイプです。

どういう漫画制作スタイルがいい?

漫画の導入や山場など、『見せ場』のクオリティをあげるために一度手を止めて深呼吸をしてから細心の注意を払い、下描きやペン入れをしたほうがいいでしょう。人に見せることを意識して描いてください。

たまにでもいいので絵を全力で描いて、それが普段のクオリティになり商業で通用するレベルになれば最強に近づけます。

きいにゃん

1コマを全力で描くより、早く進めたいぜー!

すいへい

見せ場は丁寧に!

3,漫画を描き切れないタイプ

こちらのタイプは描きたいものはあるけれど自分の納得いくものや、納得いく状態でないと描けないタイプでいわゆる描かない漫画家志望です。

このタイプの弱点は?

描かないと漫画家にはなれません。

漫画を描くことで新しいことに気づいたり、完成させることで描き切る自信がついたり技術が上がります。

あかにゃん

完成させるようにするにゃ

このタイプの長所は?

描き上げられれば素晴らしい漫画が完成するかもしれません。

すいへい

完成させることに意味がある!

どういう漫画制作スタイルがいい?

漫画を描くことはとても重労働で時間もかかります。

そのため途中で新しい漫画の構想を考えたり、自分のストーリーが面白くないと思ったりしてやめてしまいます。

しかし最後まで描き切り、誰かに見せないことにはプロにはなれません。もちろんそんなことは分かっていると思います。

ではなぜそんなにも描けないのでしょうか?それは漫画というものに認識のズレがあると思われます。

それは完璧なものを描きたい(描かないといけない)や、完璧に近い機材を揃えてからやりたいと思っているからです。

しかしそれは間違いです。

なぜなら時間とともに好まれる漫画も変わります。

ぼくもデビュー前、自分にいいわけばかりをして中々描き始めませんでした。

あかにゃん

わかったにゃ!今の全力を出せばいいにゃ!

最近では漫画を描くことがだいぶ簡単になってきました。デジタルを導入していない方にはデジタル環境を整えて漫画家の導入率が一番高い漫画制作ソフト、クリップスタジオをお勧めします。

こちらを使えるようになれば、背景データを使い背景を簡単に描いたり、ある程度使えればアシスタントも出来るようになります。

まずは短いページでもいいので描き上げる練習をしてみてください。

描かないことにはあなたの考えた漫画はいつまでも発表できません。描かない漫画家志望のままで終わらないように。

あなたは『3つ』のどのタイプ?まとめ

  • 1,締め切り日に「合わせて」漫画を描くタイプ
  • 2,呼吸をするかのように「いつでも」漫画を描くタイプ
  • 3,漫画を「描き切れない」タイプ

以前は家で一人で制作でき、将来の仕事にできる創作活動の代表は小説や漫画でした。

それが今では動画やSNS、個人で起業などとても簡単になりました。そのため今後は漫画業界の人材不足が進んでしまうかと思っています。

漫画が好きなら、漫画を描き上げることで才能を見つけて漫画業界で頑張ってほしいです。

どのタイプも『弱点』と『長所』を自覚して漫画制作に取り組んでください。

休む時には休み、見せ場は全力で時間をかけてか描く、いいとこ取りのハイブリットタイプを目指しましょう。

自分の漫画の才能を見つけるにはこちらの記事も参考に。

ちなみに・・・

妻も漫画を描いているのですが、妻は『呼吸をするかのようにいつでも漫画を描くタイプ』です。

実はデビューしていて単行本を1冊出したことがありますが、その後は商業誌ではご縁がありません。

今も毎日漫画を描いています。絵とストーリーがプロのレベルまで上がれば『最強タイプ』になれるでしょう。

妻の漫画家再デビューを目指す記事はこちらから。


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