編集者は漫画のどこを評価する?あなたはこの漫画家の才能を見抜けますか?

出版社で漫画家デビューを目指す人は兎にも角にも、編集者に認められないと仕事を貰うことができません。

あかにゃん

どうすれば漫画が認められるにゃ?

あおにゃん

編集者は何を考えているのでしょうか?

きいにゃん

俺の熱い漫画を認めろー

すいへい

15名以上と打ち合わせしたした経験があるぼくが編集者さんについて解説します

この記事でわかること

・漫画編集者の探している作家のヒント

後半では漫画賞の最終候補に残った作品を読んでいただき見る目を養っていただこうと思います。

その作品を描いた漫画家はその後の作品でとんでもない作品を残しています。

あなたはその漫画家の才能を見抜けますか?

本ページ筆者の経歴

PN水兵きき。大手出版社で連載8回、20年近く漫画家生活。代表作はアマゾン1位『みかにハラスメント』。一発屋。

担当さんとのやりとりや疑問はこちらの記事でも。

目次

編集者側の考え

漫画雑誌の編集者が投稿作品や持ち込み作品を見る場合、大きく分けて2つの視点で評価します。それは、この漫画家志望者はプロとしてやっていける資質があるかどうかと、この雑誌に向いているかどうか(将来的な戦力になりうるかどうか)です。そのポイントは分類次第ではもっと詳細なものになります

http://www.manga-gai.net/mangakasoudan/sodansitu/2014_11_12.html 新人漫画家相談室より

上記の引用でもわかるように編集者には作家の才能を見抜く力が必要です。

投稿してきた原稿で誰が見ても大ヒット間違いなしなら何も悩むことはありません。しかしそんなことは稀でしょう。

今後作家がどれだけ成長し、どんな作品を描いてくるのか、どんなアドバイスをすればより良い作品を描いてくるようになるのか常に悩むところです。

編集者はどんな漫画家を探している?

編集者が探している漫画家は上記の引用に書かれている『プロとしてやっていける資質があるかどうか』と『雑誌に向いているか』以外ではこんな漫画家を探しています。

  1. 雑誌に足りないジャンルを描ける(描けそうな)漫画家を探している。
  2. 自分好みの漫画を描けそうな漫画家を探している。
  3. 出版社によっては完成された即戦力の漫画家しか探していない。

3はよほどの技術が無いと難しいですが、1と2はチャンスがあります。

特に1は投稿する雑誌を調べ尽くしてジャンルを選べば目に留まる可能性が上がります。

具体的な例をあげると2021年4月現在の『週刊少年ジャンプ』では、昨年終わった『ゆらぎ荘の幽霊さん』と『僕たちは勉強ができない』のお色気ラブコメ枠を『あやかしトライアングル』の1つでしか埋められていません。

もう一つお色気ラブコメ漫画を入れたいだろうと思います。

その他にもファンタジー無しの漫画が一つしかないですし、スポーツ漫画ももう1つ欲しいと思っているかもしれません。

2の自分好みの漫画を描けそうな漫画家を探している。ですが、編集者はほとんどの方が漫画が好きです。

宣言する人はいないと思いますが、自分の好みの漫画を描いてくれる作家を探している人もいます。

それにはちゃんとメリットもあります、好みの詳しいジャンルの方が的確にアドバイスをしやすいからです。

編集者がどんな傾向の漫画を好むかはわかりませんので、より多くの編集者に見てもらうことが必要です。

こちらも参考にしてください

すいへい

大事なことはとにかく多くの編集者に見せて自分の才能を見つけていただき、チャンスをもらうことです

作品が編集者の目に留まる方法

編集者に作品を読んでもらう時に編集者の目に留まる方法をいくつか考えてみたので、ご自分の漫画に取り入れてみてください。

  1. 変わった構図を意識して描いてみる。
  2. よくあるパターンの話で終わったかと思ったら、そこから更に飛躍させる。
  3. ストーリーに極端な緩急を付ける。

1は、まず普段自分が描かないような構図を意識して描いてみましょう。

デッサンに自信が無くても挑戦してみてください。

2は、可能な限り挑戦してください。

山場でキレイに終わったとしても、読み心地が若干悪くなろうがその後に新たな展開、飛躍を取り入れましょう。

あなたの可能性を見出してもらえる可能性が増えます。

これは何も山場だけには限りません。小さなエピソードの中でも飛躍できるきっかけがあるので探してください。

こちらはぼくの漫画の1シーンです。1コマ目で『それは・・・し、知らない!』で終わっても良いところですが、話を伸ばし、飛躍させています。この漫画はこちらで無料で読めます。

3は、話の展開が早くなったり、遅くなったりを大げさにやることで目に留まる可能性があがります。

普段描いている自分の漫画を見直し、新しい表現を実戦してみることが編集者の目に留まるためには重要です。

編集者は何千冊もの漫画を読んでいます。なんだこれ?という違和感をもって貰うことが必要なのです。

あなたはこの作品をどう評価しますか?

事前に事情を説明すると今からお見せする作品はぼく水兵ききが描いたものです。

この作品『魔法少女るかなー』は漫画賞の最終候補に残り、担当がつき次に描いた新しい作品で雑誌2位となり、その次の作品では単行本がAmazonで1位になりました。

つまり、編集者はこの作品の可能性を見抜き担当になったのです。

あなたも是非この漫画のどこに魅力や可能性、ポテンシャルがあるのか考えながら読んでください。こちらに全て公開しておきます。全26ページです。

あなたが何かを感じたのなら、編集者の才能があるかもしれません。

漫画家には編集者の能力は不要かも知れませんが広い視野を養う練習になるはずです。

まとめ

ぼくは編集者の経験はありませんが今まで15名程の編集者さんとやりとりをしてきましたので、ある程度編集者さんの考えはわかっていると思います。

デビュー前の漫画ではとにかくキレイなまとまりのある完成度の高い漫画を描きたくなるものです。

しかしそういう漫画に今後の可能性は見つけるのはとても難しいです(即戦力は除きます)漫画の『流れ』を面白おかしく切ったり、曲げたり、クセのある漫画が目に留まります。

その辺りを意識して描いてみてはどうでしょうか?

すいへい

投稿作はキレイにまとめるより、一か所でも気になるところを作ってみてください


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