漫画のアシスタントは『未経験』でも『絵が下手』でも大丈夫?実際に雇用した漫画家が教えます

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このサイトでは漫画家志望の方に漫画アシスタントをすることを強くて勧めています。

アシスタントは漫画家としてデビューするために多くのことを学べるからです。

あかにゃん

アシスタントに興味はあるけどちょっと怖いにゃ

あおにゃん

プロの現場で学びたいです

きいにゃん

未経験でも大丈夫なのか?

すいへい

大丈夫です!アシスタントは漫画家デビューの近道ですよ!一歩踏み出しましょう

ではどのくらいの画力があればアシスタントとしてプロの漫画家に雇ってもらえるのでしょうか?答えから書くと

アシスタントに画力は必要ありません。

アシスタントはキャラを描く必要はほとんどの場合ないからです。

実際に雇ったことがあるぼくが詳しく解説していきます。後半では漫画家がアシスタントの採用を決める際に見るポイントも画像を用いて具体的に説明します。

本ページ筆者の経歴&お得情報

漫画家。PN水兵きき。連載9回立ち上げ。漫画家協会会員。クリスタ検定(マンガ)合格。ココナラ漫画添削PRO認定。デジコレ『魔王だけどレベル1~』連載中。→作品紹介ページ


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目次

未経験でも大丈夫?

アシスタント未経験者ですと、アシスタントとして雇ってもらえるのか不安になると思います。しかし未経験でも全く問題ありません。

ぼくのところで手伝ってくれた方は友人以外だとみなさん未経験の方でした。

誰でもはじめは未経験なので思い切って飛び込んでみることが重要です。

画力より必要なものは?

最初にアシスタントに画力は必要ない。と書きましたが、では何が必要なんでしょうか?

それは最近のほとんどの漫画家が使用しているデジタル漫画制作ソフト『クリップスタジオ』の活用能力とデジタル用語です。

”「主に使用するツール(単一回答)」においても、「CLIP STUDIO PAINT」は78.4%のマンガ家に利用されています。”

http://bookpooh.com/archives/1597


このように『クリップスタジオ』は多くの漫画家に使用されています。ぼくも8年以上使っています。

なのでクリスタで仕上げたイラストや漫画を数枚提示すれば十分です。

注意点としては、白黒かグレースケールの原稿を必ず見せるようにしましょう。カラーだけでは使用ツールが違うので判別が難しいです。

ぼくは実際、イラストと漫画を数枚拝見し、デジタルの仕上げ能力を見て雇用を決めました。

すいへい

絵が上手い、下手はまったく気にしませんでした

アシスタントを希望する人は具体的な知識として『基本ツール』の使い方がわかっていて、そのツールの名前とアイコンが一致すること。それに加え丁寧な作業ができていれば、背景以外の仕上げをするには問題はありません。


『背景を描く』アシスタントも最近では格段にハードルが下がっています。
背景もクリスタの3Dデータで簡単に描けます。

しかし背景を任されるには『アイレベル』、『パース』の勉強が必要なので少しだけハードルが高いかもしれません。

ただアシスタント先にもよると思いますが、背景も描ける場合は給料が高くなる可能性があります。自分の漫画でも背景を描く必要があるので勉強して描けるようになったほうがいいでしょう。

ぼくが雇用した時は元々原稿の背景以外の仕上げだけをしてもらう予定だったのでデジタルの技術だけしか求めませんでした。

すいへい

クリスタの使い方を覚えてクリスタで作業している漫画家のアシスタントを目指しましょう。

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クリスタの使い方はこちら。

こちらの記事でアシスタント疑似体験も。

コミュニケーション力

クリスタの技術以外に必要なものは最低限のコミュニケーション力です。特に職場へ通う場合はコミュニケーション力は必要です。

ぼくが雇用した時ですが、作業中にあまり自分から話しかけることが得意ではなかったのでたまに話しかけてくれるアシスタントさんはとても息抜きにもなり助かりました。

最近の漫画関係の情報交換もできるので、そういったことでもコミュニケーション力があると良いでしょう。

求人募集はこちらのサイトが使いやすそうです。

すいへい

漫画家さんがコミュ力がある人ならアシさんは最低限の挨拶ができれば大丈夫でしょう。

仕事内容は?

アシスタントの仕事内容は漫画の仕上げだけに限りません。

ぼくがアシスタントをした時はお弁当をよく買いに行っていました。
漫画家にもよりますが、今描いている漫画の今後の展開について聞かれ答えたりもしました。

絵が下手でも大丈夫と言いましたが、モブキャラを描くように頼まれることもありました。

しかしアシスタントを応募したときのサンプルを見て頼んできているので、頼まれたら頑張って描きましょう。クリスタの3Dモデルを活用することもできます。

応募原稿の具体的にチェックされるのはどこ?

アシスタントに応募するときに原稿提示は必須です。では雇う側の漫画家は原稿のどこを見るのでしょうか?

ぼくの原稿を例にあげ解説いたします。(この漫画はこちらの本に収録されています)

  • 1、グラデーションツールや影をつけるなど基本的なことが出来ているかどうか?
  • 2、効果トーンを貼れるどうか?
  • 3、集中線ツールが使えるかどうか?
  • 4、キャラの白抜き(選択範囲をフチ取り)ができるかどうか?
  • 5、全体的に丁寧な作業ができているかどうか?

チェックするのはこのあたりです。これだけのことができていれば基本ツールの使い方は理解していることがわかります。

すいへい

ぼくのところでは採用に至ります

『漫画のアシスタントは『未経験』でも『絵が下手』でも大丈夫?』まとめ

漫画家のアシスタントに画力は必要ありません。『まだ絵が下手だし 』という言い訳は通用しません。

アシスタントは早く漫画家になるための修行の場所です。

実際にぼくのところでアシスタントをしてくれた3名のうち2人は漫画家デビュー、1人はイラストレーターとして活躍しています。

ぼくがアシスタントを『した』時の話では、アシスタントを辞めて一本目に描いて投稿した漫画が漫画賞の最終候補になりデビューに繋がりました。

こちらでも大きな成果が出ているようです。
『ブラックジャックによろしく』佐藤秀峰先生のところでは

逆に漫画家になれる人に共通することってなんだろう? 僕の職場は今働いているスタッフ4名を除くと、過去13年間に19名のスタッフを雇い、内15名はデビューしている。 14名は一応連載までいってる。 現在も連載中は5名。

https://togetter.com/li/298110

重ねて言いますが、背景以外の仕上げは画力は必要ありません。

本気で漫画家を目指すなら漫画家のアシスタントをお勧めします。アシスタントをしながら自分の作品を描きましょう。

それでもアシスタントはまだ怖い。じっくり行きたい。という人には専門学校もオススメです。

ぼくも漫画のことだけを考えられて良い経験でした。専門学校についてはこちらの記事でも。


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