漫画を描く道具、作業環境について。ペン、トレース台~パソコンデジタル作画まで。

漫画を描く道具、作業環境について。ペン、トレース台~パソコンデジタル作画まで。

漫画家になりたい人はプロがどんな道具を使い、どんな作業環境で漫画を描いているか興味があると思います。

今回はぼく漫画家水兵ききの漫画が出来るまでの道具を公開いたします。

ぼくは今までスクウェアエニックス、講談社、小学館、秋田書店、メディアワークスなどで連載をしていて特に問題がなかったので、ありふれた作業環境かと思います。参考になれば幸いです

プロット~下描きまで

ぼくは下描きまでがアナログで、その下描きをスキャナで取り込んで液晶タブレットでペン入れ→仕上げをしています。

現在だと最初から最後までデジタルで仕上げる人が増えているようです。

プロットはコピー用紙に書いたり、スマホのメモ帳アプリに思いついたことをかいています。

ネームもB5コピー用紙です。
『下描き』は主にデリーターのB5サイズ(用紙サイズA4外枠メモリ付き)を使用しています。メモリがついているので内枠の線をすぐに引けるので便利です。シャーペンは0.3の普通のシャーペンです。自分の手に馴染むもので良いと思います。

個人的には下描きはアナログの方が描いていて楽しいのでアナログにしています。ただ、便利さを考えるとパソコンと液晶タブレットだけで済むフルデジタルも検討しています。

下描きの際のトレース台はこちらを使用しています。サイズはA3サイズです

だいぶ前は太い蛍光灯の入った厚みがあり熱くなる台を使っていましたが、こちらはLEDのため『厚さ』も『熱さ』もなく、しかも光の強弱をつけられるので便利です。

LEDが切れたら取り換えることはできない使い切りですが、長い間使えて価格も蛍光灯のトレース台よりお手頃です。こちらは今のところ買い替えることなく、すでに6年使用しています。

同じ商品の取り扱いがなかったので、もし使えなくなったら同サイズでお手頃価格のこちらを購入するかと思います。

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出来た下描きをスキャナで取り込みます。

スキャナ~ペン入れ~仕上げ

スキャナは現在ブラザーの複合機を使用しています。スキャナはどこのメーカーでもよいと思います。

以前、スキャナが大きく邪魔に感じてハンディスキャナを試しましたが、なかなか縦のサイズが原寸と一致せず断念しました。なのでスキャナは据え置きタイプが良いと思います。

取り込みの時は解像度300で素早く取り込みをして、そのデータを解像度600にしています。下描きなので若干荒くなっても特に問題ないです。

原稿のサイズは商業はB4、同人誌はB5にしています。

それを漫画制作ソフトと液晶タブレットを使用してペン入れをしています。
ソフトは漫画を描く人の80%近くの方が使用しているクリップスタジオです
こちらで便利な機能をレビューしています。

液晶タブレットはワコムのDTU2231という古い大型のものを使用しています。
これは元々別用途のタブレットですが幅が広く両肘を置くことができるのでぼくは愛用しています。ペン入れにも特に問題は感じません。



もし買い替えるなら、妻(遊佐いつか@itukadayo)が使っている液晶タブレットcintiq16にすると思います。少し触らせてもらって使い心地も評判も良かったです。

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仕上げもクリスタと液タブで行います。

パソコンのスペックはこんな感じです。ハイスペックとは言えませんが、漫画を描く上で一番重い作業のクリスタの3Dオブジェクトを動かすのには問題のないスペックです。

3Dオブジェクトを使用しない人はもっと低くても大丈夫かと思います。

まとめ

自分の使いやすい道具をいろいろ試してみてください。
参考になったら幸いです。

余談

20年前、まだつけペン(Gペンなど)が主流だったころ、ぼくはどうしてもつけペンが苦手でした。そして考え付いたことがペン入れを『シャーペン』でする方法でした。

もちろんシャーペンでは色が薄く印刷には出ません。ちょうどデジタルが出始めだったのでそれをスキャナーで『濃く』取り込んで『2階調化(白黒化)』していました。ぼくのデビュー作及び、しばらくの作品はペン入れはシャーペンでした。

印刷できる濃さがあれば道具は何でもありだと思います。

デジタル全盛期の現在、ネットで発表するなら印刷も無視して自由に描いていいかもしれません。

『この部分』をもっと知りたいという方はお問い合わせからどうぞ。
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