【プロの制作環境】漫画のネームから仕上げまで全て公開

漫画家になりたい人はプロがどんな道具を使い、どんな作業環境で漫画を描いているか興味があると思います。

あかにゃん

あるにゃ!教えてほしいにゃ!

すいへい

ぼくの漫画制作環境をお伝えします

この記事では、ぼく漫画家水兵ききの漫画が出来るまでの道具を公開いたします。

ぼくは今までスクウェアエニックス、講談社、小学館、秋田書店、メディアワークスなどで連載をしていて特に問題がなかったので、ありふれた作業環境かと思います。参考になれば幸いです。

この記事でわかること

・漫画家水兵ききの漫画制作環境

本ページ筆者の経歴

PN水兵きき。大手出版社で連載8回。代表作『みかにハラスメント』一発屋。日本漫画家協会会員。第1回CLIPSTUDIOPAINTクリエイター検定(マンガ)合格。クリスタEX2014年から利用。

こちらの記事はデジタル漫画制作の『時短』『費用削減』を時間、金額を具体的に出して解説しています。

目次

プロット~下描きまで

  • ネームはB5コピー用紙
  • 下描きはデリーターのB5サイズ(用紙サイズA4外枠メモリ付き)
  • シャーペンは0.3の普通のシャーペン
  • トレーサーはA3サイズ

現在だと最初から最後までデジタルで仕上げる人が増えているようですが、ぼくは下描きまでがアナログで、その下描きをスキャナで取り込んで液晶タブレットでペン入れ→仕上げをしています。


プロットはコピー用紙に書いたり、スマホのメモ帳アプリに思いついたことを書いています。

〇ネームはB5コピー用紙です。

〇『下描き』は主にデリーターのB5サイズ(用紙サイズA4外枠メモリ付き)を使用しています。

メモリがついているので内枠の線をすぐに引けて便利です。

〇シャーペンは0.3の普通のシャーペンです。自分の手に馴染むもので良いと思います。

原稿用紙

個人的には下描きはアナログの方が描いていて楽しいのでアナログにしています。

ただ、便利さを考えるとパソコンと液晶タブレットだけで済むフルデジタルも検討しています。

下描きでは、
〇A3サイズのトレース台を使用しています。

トレース台



以前は太い蛍光灯の入った厚みがあり熱くなるトレース台を使っていましたが、現在はLEDのため『厚さ』も『熱さ』もなく、しかも光の強弱をつけられるので便利です。

LEDが切れたら取り換えることはできない使い切りですが、長い間使えて価格も蛍光灯のトレース台よりお手頃です。こちらは今のところ買い替えることなく、すでに6年以上使用しています。

下描きが出来たらスキャナで取り込みます。

スキャナ~ペン入れ~仕上げ

  • スキャナは現在ブラザーの複合機
  • 漫画制作ソフト(クリップスタジオ)
  • 液晶タブレット

〇スキャナは現在ブラザーの複合機を使用しています。

スキャナはどこのメーカーでも良いと思います。

スキャナは大きく邪魔に感じてハンディスキャナを試しましたが、なかなか縦のサイズが原寸と一致せず断念しました。なのでスキャナは据え置きタイプが良いと思います。

取り込みの時は解像度300で素早く取り込みをして、そのデータを解像度600にしています。下描きなので若干荒くなっても特に問題ないです。

原稿のサイズは商業はB4、同人誌はB5にしています。

それを

〇漫画制作ソフト(クリップスタジオ)と

〇液晶タブレットを使用してペン入れをしています。

ソフトは漫画を描く人の80%近くの方が使用しているクリップスタジオです。
クリスタを使った漫画の描き方はこちらの記事からどうぞ。

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液晶タブレットはワコムのDTU2231という古い大型のものを使用しています。
これは元々別用途のタブレットですが幅が広く両肘を置くことができるのでぼくは愛用しています。ペン入れにも特に問題は感じません。



もし買い替えるなら、妻(遊佐いつか@itukadayo)が使っている液晶タブレットcintiq16にすると思います。少し触らせてもらって使い心地も評判も良かったです。

この後の原稿仕上げもクリスタと液タブで行います。

パソコンのスペックはこんな感じです。ハイスペックとは言えませんが、漫画を描く上で一番重い作業のクリスタの3Dオブジェクトを動かすのには問題のないスペックです。

3Dオブジェクトを使用しない人はもっと低くても大丈夫かと思います。

『プロの漫画制作環境』まとめ

自分の使いやすい道具をいろいろ試してみてください。

参考になったら幸いです。

余談

20年前、まだつけペン(Gペンなど)が主流だったころ、ぼくはどうしてもつけペンが苦手でした。そして考え付いたことがペン入れを『シャーペン』でする方法でした。

もちろんシャーペンでは色が薄く印刷には出ません。

ちょうどデジタルが出始めだったのでそれをスキャナーで『濃く』取り込んで『2階調化(白黒化)』していました。ぼくのデビュー作及び、しばらくの作品はペン入れはシャーペンでした。

印刷できる濃さがあれば道具は何でもありだと思います。

デジタル全盛期の現在、ネットで発表するなら印刷も無視して自由に描いていいかもしれません。


シャーペンで『ペン入れ』はこちらの記事から。

漫画の『ペン入れ』にボールペンはだめ!というのは以前のこと。『シャーペン』でペン入れも”アリ”の話。


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