アナログで漫画を描いていて、そろそろデジタルを導入しようと考えている人もいると思います。
デジタル導入を考えてるにゃ!
やはりフルデジタルが当たり前なんでしょうか?
ぼくは半分アナログです。漫画制作環境を紹介します
この記事では、ぼく漫画家水兵ききの漫画が出来るまでの環境を公開いたします。
半分アナログ、半分デジタル制作なので、これまでアナログで描いていてデジタルを導入したい人の参考になれば幸いです。
ぼくは今までこの半アナログスタイルでスクウェアエニックス、講談社、小学館、秋田書店、メディアワークスなどで連載をしてきました。詳しく解説します。
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プロット~下描きまで
まずはプロットから下描きまで。
- プロット・・・パソコンやスマホのメモ帳
- ネーム・・・B5コピー用紙
- 下描き・・・デリーターのB5サイズ(用紙サイズA4外枠メモリ付き)(スキャン後B4拡大)
- シャーペン・・・0.3の普通のシャーペン
- トレーサー・・・A3サイズ
最近は最初から最後までデジタルで仕上げる人(フルデジタル)が増えているようですが、ぼくは下描きまでがアナログで、その下描きをスキャナで取り込んで液晶タブレットでペン入れ→仕上げをしています。
①プロットはスマホのメモ帳アプリに思いついたことを書いています。②ネームはB5コピー用紙です。
③『下描き』は主にデリーターのB5サイズ(用紙サイズA4外枠メモリ付き)を使用しています。メモリがついているので内枠の線をすぐに引けて便利です。B5サイズでは商業サイズではないのでスキャン後にB4サイズへ拡大します。
④シャーペンは0.3の普通のシャーペンです。自分の手に馴染むもので良いと思います。
個人的には下描きはアナログの方が描いていて楽しいのでアナログにしています。ただ、便利さを考えるとパソコンと液晶タブレットだけで済むフルデジタルも何度か挑戦しました。しかし、紙に描くほどには思ったように描けず紙に描いています。
下描きでは、
⑤A3サイズのトレーサー(トレース台)を使用しています。
以前は太い蛍光灯の入った厚みがあり熱くなるトレース台を使っていましたが、現在はLEDのため『厚さ』も『熱さ』もなく、しかも光の強弱をつけられるので便利です。
LEDが切れたら取り換えることはできない使い切りですが、長い間使えて価格も蛍光灯のトレース台よりお手頃価格です。こちらは今のところ買い替えることなく、すでに6年以上使用しています。
下描きが出来たらスキャナで取り込みます。
スキャナ~ペン入れ~仕上げ
- スキャナ・・・A4サイズキャノン製品
- 漫画制作ソフト・・・クリップスタジオペイントEX
- 液晶タブレット・・・XPPen製品Artist22R Pro
①スキャナはA4サイズのキャノン製品を使用しています。スキャナはどこのメーカーでも良いと思います。
スキャナは大きく邪魔に感じてハンディスキャナを試しましたが、なかなか縦のサイズが原寸と一致せず断念しました。なのでスキャナは据え置きタイプが良いと思います。
取り込みの時は解像度300で素早く取り込みをして、そのデータを解像度600にしています。下描きなので若干荒くなっても特に問題ないです。
原稿のサイズは商業はB4、同人誌はB5にしています。それを②漫画制作ソフト(クリップスタジオペイントEX)と
③液晶タブレット(XPPen製品Artist22R Pro)を使用してペン入れをして仕上げています。
使用ソフトは漫画を描く人の80%近くの方が使用しているクリップスタジオです。
クリスタを使った漫画の描き方はこちらの記事からどうぞ。
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液晶タブレットはお手頃価格のXPPen製品がお勧めです。
【対決!】王者wacom[Cinitiq22] 対 挑戦者XPPen[Artist22R Pro]
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この後の原稿仕上げもクリスタと液タブで行います。
パソコンのスペックはこんな感じです。ハイスペックとは言えませんが、漫画を描く上で一番重い作業のクリスタの3Dオブジェクトを動かすのには問題のないスペックです。
- CPU・・・AMD Ryzen 3 3200G with Radeon Graphics 3.60GHz
- RAM・・・16GB
- OS・・・ウインドウズ10
3Dオブジェクトを使用しない人はもっと低くても大丈夫かと思います。
フルデジタルがお勧めの人は?
絵を描き始めたばかりの人にはお勧めです。逆に何年も絵や漫画を描いてきた人はフルデジタルは紙との差を感じ違和感があるかもしれません。
ぼくもデジタルだと下描きが上手く描けずに断念しました
【半分アナログ】漫画の仕上げまでの制作環境を全て公開【半分デジタル】まとめ
半分アナログ、半分デジタルのイメージが伝わりましたか?デジタル導入は一気に進める必要はありません。
例えば、ペン入れまでした原稿をパソコンとスキャナを用意して取り込めば液タブではなく安いペンタブレットでも仕上げは行えます。
デジタル導入の自分やりやすいパターンを見つけるために、少しずつ試していくという方法もお勧めです
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