漫画家志望者にとって最高の出会いが稀に突然起こります。その出会いを決して無駄にしないでください。
あかにゃん最高の出会いってプロ漫画家に会うことにゃ？
あおにゃん稀にしか出会えないのですか誰でしょう？
きいにゃん漫画家の聖地の話か？
すいへい今回はその話ではありません。漫画家の聖地の話はこちらからどうぞ
すいへいぼくは20年以上漫画家をしていますが一度しか直接関わったことがありません
その出会いとは・・・
編集長との出会いです。
もしあなたが編集長と出会い、漫画を見てもらいアドバイスを受けることが出来たのなら、あなたの漫画は商業向きに急激に面白くなるきっかけになるでしょう。
すいへいそれほどまでに目の覚める衝撃的な出会いです。詳しく解説します。
漫画家デビューへ！ビジネスから考える漫画編集者攻略法『7選』
編集長クラスの編集者は何がすごい？
通常、編集長はヒット作を多く生み出した編集者が就任することが多く、それだけでも実力があることがわかります。
ぼくは一度だけある出版社の副編集長に漫画を見てアドバイスいただいた事が有ります。
すいへい見てもらったのは副編集長です
その時の出会いは偶然で、持ち込みの電話に出た編集者が当日体調を崩したので急遽、副編集長が見てくれることになりました。そして編集長クラスの編集者の力を思い知りました。
その副編集長は一読で漫画の構造を理解、分解、分析しアドバイスをしてくれました。
描いた自分でも言語化できていなかった漫画の構造を即時に紐解きアドバイスをしてもらったのは、あとにも先にもこの1回だけでした。
すいへい鳥肌が立ったことを覚えています
なぜ稀にしか会えない？
編集長クラスは忙しく新人発掘の現場に出てくることは非常に稀です。編集者の割合からも一般の編集者が多く、持ち込みの電話も一般の編集者が出ることが多いです。なので編集長に作品を見てもらえる確率は大幅に減ります。
編集長と出会う方法は？
残念ながら上記で上げたように編集長に狙いを絞って作品を見てもらうことは難しいです。
とはいえ編集長も元は一般の編集者だったので、一般の編集者の中にも編集長クラスの実力がある編集者はいます。
編集長クラスの実力がある編集者はどう判断する？
これは語弊があることを承知で描きますが、漫画の構成を分析し、それを言葉で説明（これが大事）したのちに、改善のための具体的なアイデアを出せるのが信頼のできる実力のある編集者だと思っています。
あと、なぜそのアドバイスをしたのか納得のいく説明ができる編集者も実力があると思います。
すいへいあくまでイチ漫画家の考えです
小さい確率を経て編集長がもし担当になったら？
漫画家デビューの最高のチャンスです。このチャンスは絶対に逃してはいけません。全ての力を注いで、集中して漫画制作に取り組んでほしいです。
ぼくの生徒に担当が付いたと思ったら「編集長」だった件
ぼくが漫画を教えている生徒さんが2024年6月に担当が付いたとの報告を受けました。
すいへいそれがまさか編集長だとは8月後半まで知りませんでした
出会った経緯を聞いたところ、出版社のWEB投稿サイトに投稿したところ編集者から連絡をもらい担当になっていただいたとことでした。
やはり偶然の出会いだったようです。
その編集長に見せた最初のネームをぼくも拝見させていただきましたが、正直、まだまだ商業で描けるものには程遠いと感じていました。
ネームの気になったところを指摘していると、そのうちしばらく連絡の間が空き、このネームは諦めたのかな？と思っていました。
しかしそうではありませんでした。連絡が来なかった間、編集長に漫画の1話を100冊読む指令を受け、ひたすらアドバイスを受けてネームを直していたそうです。彼は結局1話目を200冊の読破。
そのネームは最初のネームからガラリと変わり、控えめに言っても・・・・めちゃくちゃ面白くなっていました。
正直、ぼくはこの最初のネームでは直しても中々モノにならないのではないかと半ば諦めていました。
すいへい生徒さんの力を見抜けず本当に申し訳ない気持ちです。もっと分析力をつけなくては。生徒さんがWEB投稿した作品は「何人かの編集者にみてもらえば、すぐにでも担当が付くレベル」と評価していました（言い訳）
しかしそれと同時にやはり編集長の実力をより思い知ることになりました。
編集長が担当のメリット
もちろん作家さんの努力も必要ですが、編集長が担当になるととてつもなく漫画家デビューに有利です。
一般の編集者は漫画家志望者さんの作品にアドバイスをした後に編集長にその作品を見せます。
しかし編集長が担当だとその工程がなくなります。
すいへい編集長がOKといえばそのまま連載が出来るんです（編集部にもよります）
漫画家志望者にとって絶対に逃しちゃいけない幸運な出会いとは？まとめ
もちろん編集長が担当になってもうまく行かないことはよくあることだと思います。編集者と作家はなにより相性が大切です。
とはいえ、編集長が高い実力の持ち主であることと、大きな決定権（嫌な言い方になってしまいますが）を持っているのは間違いありません。
すいへい偶然の出会いがあった時は、チャンスを逃さないようにしてください。
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