【ベテランが思う】プロ漫画家を目指すなら今がチャンスな『5個』の理由

今プロの漫画家になれる人が増えています。

昔は東大に受かるより確率が低いと言われていましたが、最近はその傾向が大きく変化しています。

あかにゃん

プロになれるハードルが下がったにゃ!?ぼくもプロになれるにゃ!?

あおにゃん

どうしてプロになりやすくなったのでしょうか?

きいにゃん

俺もデビューしたいぜ

すいへい

20年以上業界にいるぼくが、プロになれるハードルが下がった理由を解説していきます

最初にチャンスが増えた要因を紹介します。

  1. デジタル漫画市場の拡大
  2. 個人で漫画を発表できる環境
  3. 現役編集者やプロ漫画家からSNSで意見を聞ける環境
  4. 簡単に漫画が描けるデジタル漫画制作の環境
  5. Webtoon(ウェブトゥーン)漫画の新規事業拡大

それぞれどんな人にチャンスなのか解説していきます。

特にこの2021年で大きな波が来ているWebtoon(ウェブトゥーン)で身近に起きた具体的なことをあげ深堀していきます。

この記事でわかること

・プロ漫画家を目指すなら今がチャンスな理由

本ページ筆者の経歴

PN水兵きき。大手出版社で連載8回、20年近く漫画家生活。代表作アマゾン1位『みかにハラスメント』一発屋。日本漫画家協会会員。クリスタEX2014年から利用。

プロの漫画家になれる理由を知って早期デビューを目指してください。

目次

昔はハードルが高かった理由は?現在のチャンスって?

20年前は漫画家になるには漫画出版社に原稿の投稿や持ち込みをしないとプロにはなれませんでした。

漫画アプリなどもほとんど無く、漫画出版社が発行する漫画雑誌に掲載されることがプロになるほとんど唯一の方法でした。

そのため遅くとも20代半ばまでにデビューしないと出版社に相手にされない。と言われていました。

あおにゃん

昔は狭き門だったんですね

しかしそれが近年、大きく変わりチャンスが増えました。

あかにゃん

チャンスって何にゃ!?

プロになるチャンスが増えた理由は?

こちらがその理由です。

  1. デジタル漫画市場の拡大
  2. 個人で漫画を発表できる環境
  3. 現役編集者やプロ漫画家からSNSで意見を聞ける環境
  4. 簡単に漫画が描けるデジタル漫画制作の環境
  5. Webtoon(ウェブトゥーン)漫画の新規事業拡大

1つずつ解説していきます。

1 デジタル漫画市場の拡大

デジタル漫画市場が拡大を続けています。

みなさんもスマホやパソコンで漫画を見ることが増えていると思います。デジタルの市場は2020年に紙媒体を初めて抜きました。

https://hon.jp/news/1.0/0/30684

グラフでもわかるように、2021年の紙とデジタルの合計は1995年の合計より250億円程多い程度(4,5%程増)です。
(95年計5864億円、21年計6126億円)

総額があまりかわらないのに、なぜ漫画家デビューしやすい要因になるのでしょうか?

プロデビューしやすい要因はこれ

アナログの漫画雑誌・コミックは、出版、流通、販売に多額の費用がかかります。

しかしデジタル漫画はそれらがほぼかかりません。

デジタル販売には初期投資として自前のサイトを用意したり、他サイトと提携する必要がありますがそれ以外は社員の人件費と漫画家の原稿料しかお金がほぼかかりません。

それ故に企業のデジタル漫画販売の参入会社が急増しました。

以前は漫画制作に関わるのは出版社と漫画家でしたが、今では『編集だけ行う会社』や『漫画を漫画家と作り、提携サイトに卸す会社』などが増えてきています。

参入した各会社はデジタル販売のコスト削減の恩恵を受けつつ事業を拡大するために漫画制作に必要不可欠な、面白い漫画を描ける人材発掘を行っています。

そのために多くの漫画家が必要なのです。

あおにゃん

出版➡販売の経費がかからない分の費用が漫画家発掘に回るわけですね

チャンスを掴むには?

会社増加に伴い、聞いたことがない会社からオファーが来ることがあります。

一部は怪しい会社や個人もありますが、よくお話を聞いてしっかりとした会社か確かめてください。

大手サイトや大手出版社と取り引きがある。というのが一つの基準になると思います。

くれぐれもここ数年でできた会社だから怪しい。という判断は辞めたほうが良いでしょう。

すいへい

怪しいと思い込んでチャンスをふいにしないで!でも買いたたかれることには注意してください

2 個人で漫画を発表できる環境

個人で漫画を発表しマネタイズできるサイトが増えてきました。

以前は漫画を個人で発表する場所はコミケなどで知られる即売会や同人誌ショップ(とらのあなやメロンブックス)しかありませんでした。

プロデビューしやすい要因はこれ

しかし現在はインターネットを利用して個人で漫画を販売したり、ファンサイトと呼ばれる作家を応援するサイトや漫画を一括して多くのサイトに販売してくれる会社が充実してきました。

『漫画家』には特に資格などはなく、そういう媒体で利益を挙げ生活できる人もプロの漫画家と言えるでしょう。

商業誌で描くよりも多くの収入がある人も多くいます。

どんなサイトがある?

・同人誌DL販売


・ファンサイト

・一括卸しサイト

どういう人がチャンス?

マイペースで漫画を描きたい人にオススメです。

ある程度SNSで宣伝する方が効率よく認知されるのでネットの使い方を知っている方が良いと思います。

3 現役編集者やプロ漫画家からSNSで意見を聞ける環境

現役編集者やプロ漫画家から貴重な意見を聞ける機会が増えてきました。

以前は漫画を描いても、周りの仲の良い友人に見せることや意を決して東京の出版社に持ち込みをするしか自分の漫画を評価してもらうことができませんでした。

プロデビューしやすい要因はこれ

しかし近年はSNSで漫画を募集する現役漫画編集者や、ココナラなどのサービスを使ったプロによる漫画添削などでいつでもどこでも漫画を評価してもらえるようになりました。

家にいながらプロの意見を聞けるというのは効率よく急成長が見込め、プロデビューする力が付きます。

・SNSで漫画を募集している現役編集者

  • H澤(編集者)さん @ancoromochi0206
  • 少年サンデー みやかわ(宮川)さん @miyakawa213
  • 平田昌幸さん @my_back_pages_
  • 少年サンデー ハギワラさん @kh841108
  • 町田/少年サンデー 編集部さん @naotamachida
  • 少年サンデー 遠山さん @yukito_neco
  • K@マンガ編集者さん @edit_K_15

上記Twitterは2021年12月の情報です。

・スキルマーケット(ココナラなど)で漫画添削している漫画家や元編集者についてはこちらの記事もどうぞ。

ぼく水兵ききのプランもあります。

どういう人がチャンス?

積極的に漫画を見せた人がプロの意見を聞けて漫画のクオリティが上がり、デビュー出来るチャンスが増えそうです。

4 簡単に漫画が描けるデジタル漫画制作の環境

デジタルの漫画制作で簡単に漫画が描けるようになってきました。

以前は長い時間をかけて、紙に漫画を描くのが当たり前でした。

しかし、漫画制作をデジタルで簡単に行えるソフトが出てきて、デジタルを導入し漫画制作をする人が増えてきました。

こうしたCLIP STUDIO=クリスタを代表とする漫画制作ソフトは使い方さえ覚えてしまえばとても便利で漫画の量産化、時短制作になります。

プロデビューしやすい要因はこれ

時短で量産化できるために才能の開花に気づきやすくなりました。

というのも、漫画は文字や簡単なラフの絵では中々面白さが伝わりません。

時短で、量産化できるということは、自分で才能に気づいたり、自分の才能を周りに見出してもらえるチャンスが増えるということです。

どのくらい早く描けるかを計算すると16Pの漫画を描くのにアナログとデジタルで52時間ほど差が開きます。

その計算をした詳細記事はこちらから。
【52時間減!】プロが考えるデジタル漫画『4つ』の最大メリット【費用も削減】

すいへい

あくまでも『ぼくの場合』で計算しています

どういう人がチャンス?

短時間で漫画制作ができるので働いている人や忙しい人にもチャンスです。

デジタルを導入してたくさん漫画を仕上げ、持ち込みや投稿をしましょう。

すいへい

お仕事をしている方は短いページの漫画を描きましょう

5 Webtoon(ウェブトゥーン)漫画の新規事業拡大

Webtoon(ウェブトゥーン)漫画の事業拡大が急スピードで行われています。

Webtoon漫画とはデジタルならではの、下に読み進める縦読み漫画のことです。

コマを割っておらず、縦に読み進めるだけなので誰でもスマホで簡単に読める漫画です。そのためウェブトゥーンは世界で受け入れやすい漫画形式と言えます。主にフルカラーの作品が多いです。

プロデビューしやすい要因はこれ

2020年、事業が拡大しています。

大手ではdmmがWebtoon(+漫画など)の参入がニュースになったり、他にも数社がWebtoonを視野に入れたサイトの立ち上げがニュースになりました。

DDMの参入ニュースはこちら

どういう人がチャンス?

デジタルを導入していないとWebtoonは難しいです。

なぜならば、デジタル原稿を念頭に置いている会社がアナログの原稿を取り込んでまで公開するのは手間がかかるためです。

デジタルを導入してWebtoon漫画に挑戦する人にチャンスです。

デジタル導入を考えているならこちらの記事もどうぞ。

実際に感じるWebtoon漫画の勢い

ぼくの妻は従来のコマを割った漫画を描いているのですが、2021年にWebtoonの漫画を描かないか?というお誘いを2社から受けています。

そのくらいWebtoonはこれから大きくなる、言い換えればチャンスのあるものと言えます。

遊佐いつか @itukadayo

妻のデビュー(正確には再デビュー)を応援している記事はこちらから。

漫画家デビューする具体的な提案

上記のことを踏まえて、プロ漫画家デビューする具体的な方法としてできることは、

  • 短いページの漫画を量産する
  • 定期的にsnsで公開する
  • プロの編集者や漫画家に感想を聞く
  • 知らない会社からのオファーはしっかりと調べて対応する
  • Webtooneも頭に入れておく
  • 個人でマネタイズする方法も知っておく

このようになります。

【ベテランが思う】プロ漫画家を目指すなら今がチャンスな『5個』の理由まとめ

漫画は1本の作品にこだわらず色々な短編漫画を描いたほうが、商業誌で描きたいなら編集者の目に留まりやすく結果が出やすいです。

なぜならプロの漫画家でも時として低評価の漫画を描いてしまうことがあるように、何が読者に受けるかわからないからです。

何が受けるかわからないならば1本の作品にこだわらずに色々な漫画を描いてみましょう。

その中には編集の目に止まる作品があるかもしれません。数を増やすことで目にとまる確率が確実に上がります。

すいへい

チャンスの今のうちにデビューを目指しましょう!


デジタル導入を考えているならこちらの記事も参考に。

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