【漫画の描き方】注意しよう!やりがちな小さな失敗・違和感『10選』【コツ】

どなたでも漫画を読んでいて、途中で『ん?』と一瞬止まってしまった経験があると思います。

漫画を描く側としては読者が止まってしまうことはなるべく避けたいところです。

ぼくもなるべくスムーズに読んでもらえればと思い、細心の注意を払って執筆しているつもりでも読み返すと読みづらいかも?と思うことがよくあります。

この記事ではやりがちな小さな失敗と違和感について解説していきます。

全てチェックして読みやすい漫画を心がけましょう。

ぼくの簡単な経歴はこちら。→PN水兵きき。大手出版社で連載8回、20年近く漫画家生活。代表作はアマゾン1位『みかにハラスメント』。一発屋。

目次

小さな失敗・違和感『10選』

ここで取り上げる失敗と違和感はこちらです。

  1. フキダシの尻尾がない失敗
  2. フキダシのしっぽを間違える失敗
  3. セリフを読む順番を迷わせる失敗
  4. 白抜きをフキダシやワクにもしてしまう失敗
  5. !?の順番が?!の違和感
  6. 床に立ってないキャラがいる。パースのズレの失敗
  7. 背景にキャラのサイズが合っていない失敗
  8. 敵キャラが優位のときになぜか焦り?の汗をかく違和感
  9. キャラの目線の位置がズレている失敗
  10. 同じサイズの絵が同一キャラクターで続く違和感

1,フキダシの尻尾がない失敗

フキダシの尻尾とはこの赤い部分です。

たまにフキダシの尻尾を描かない方がいます。特にそれが1話目だと読者は大変です。


なぜならその漫画の設定も、キャラの性格もわからないと誰が喋っているか迷ってしまうからです。

作者自身は自分の頭の中で整理できているので『読者もわかる』という決めつけは命取りになります。

その他にキャラの配置の関係でフキダシの尻尾が描けない場合があります。
この場合は誰のセリフかわかる工夫が必要です。

ここの一つ目のフキダシは別のキャラのセリフで『はうっ』は女の子のセリフです。
どうみても1つ目のセリフを受けて『はう』の顔になっています。

これが1つ目のセリフを言っているような表情だと読者の混乱を招きます。

2,フキダシのしっぽを間違える失敗

これもたまに失敗したまま気づいていない場合があります。読者は一瞬止まってしまいます。最終チェックをしましょう。

3,セリフを読む順番を迷わせる失敗

読者の目線はコマの右上からはじまり、読み左下に進みます。

左下に進んだときに次のフキダシが近い所に二つあると、どっちを先に読んで良いか迷います。

読む順番を間違えると話が分からなくなる場合があるので、フキダシの配置に注意しましょう。

4,白抜きをフキダシやワクにもしてしまう失敗

デジタル作業でのみ発生することですが、キャラクターの白抜きをするときにフキダシとワクの白抜きを消し忘れてしまうことがあります。

まれに故意にそういう表現をされていて、どのコマもそうなっている方もいますが、白抜きは強調と区別のために行います。

フキダシとワクを強調、区別する必要はほとんどの場合無く、見づらいと感じる読者が多いと思います。

5,!?の順番が?!の違和感

漫画でよく使われる表現に『!?』があります。

この『!?』が『?!』という順番で使われていることがまれにあります。

それがどうしたの?という方もいるかもしれませんが、漫画で使われる『!?』はほとんどの場合『!?』の順番で使われています。

なぜそうなるのか、それはよく見るとわかるかもしれませんが、?! はバランスがとても悪いからだとぼくは思っています。9割以上が使っている『!?』の順番の方が違和感なく読めます。

6,床に立ってないキャラがいる。パースのズレの失敗

この失敗は机など比較できるものがある場合に違和感が出ることが多いですが、机に座っているメインキャラの手前にキャラを配置した場合、読者は机のパースを無意識に認識します。

机のパースを考えないでキャラを配置すると「床」に足がついていない空中に浮いたキャラ床に埋まったキャラを描いてしまうことがあります。

枠内に足が描いてないから平気。と判断せずしっかり位置を調整しましょう。

7,背景にキャラのサイズが合っていない失敗

背景とキャラクターのサイズがあっていないことがあります。話にあまり関係ない背景でも違和感があると読者は止まってしまいます。

特に学校の机のサイズなどみんながよく知る物の大きさが違うと一目でわかります。注意してください。

8,敵キャラが優位のときになぜか焦り?の汗をかく違和感

敵に攻め立てられてピンチになる主役に感情移入して読者は漫画を読んでいるはずなのに、攻めている敵が焦り?の汗をかいていることがあります。

これは読者にとって違和感の何物でもありません。ぼくが漫画を読んでいてよく見かけ「つまらない」と思ってしまう違和感です。

こんなことがなぜ起こるかというと、作者は敵キャラは実は優しく、本来主役に対してこんなことはしない。という表現かもしれません。

しかし主役に感情移入しているピンチの瞬間に、相手の優しさなど読者に伝える必要はありません。

その他にも焦りの汗をかかせてしまう理由は作者本人がこんなことはしたくない。という現れの場合もあると思います。

9,キャラの目線の位置がズレている失敗

この失敗もよく見かけるものです。例えば二人のキャラがいて、一人は立ち、もう一人は横でしゃがんでいたとします。

しゃがんでいる人が隣の人にアップの顔で真剣な話をしているときに、相手の顔の位置を正確に見ていなかったら、ほとんどの読者はその違和感に気づきます。

位置はしっかりと微調整しましょう。

10,同じサイズの絵が同一キャラクターで続く違和感

同一キャラクターの同サイズの絵が続くのは「間」を取ったり「固まったり」すること以外は避けたほうが良いでしょう。

『小さな失敗・違和感』まとめ

読者は細かいことでも気になると止まってしまいます。なるべくスムーズに読めるように小さな失敗や違和感を事前に直しましょう。

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