漫画家になりたいなら漫画の専門学校に行くべき?メリット、デメリットは?
- 2021.03.15
- 漫画家を目指す人へ

漫画家を目指す人の中には現在学生で、漫画の専門学校に進学するべきか迷っている人がいるかもしれません。
ぼく漫画家水兵ききは約20年前に高校卒業後、東京の漫画学科のある専門学校に入学しました。
結論としてはぼくの場合、行って良かったメリットが多かったと思っています。
なぜそう思うのか、漫画専門学校のデメリットとメリットを解説していきます。
漫画専門学校のデメリット

まずはデメリットから見ていきましょう。
- 授業内容が初心者向けからはじまる
- お金がかかる
- 移動時間がかかる
今の時代だと上級者コースなどあるかもしれませんが、20年前ぼくが入学したときは別コースなどは無く、入学前の漫画レベルは人それぞれなのに、全員枠線の引き方から教わりました。
これではすでに漫画を描いている人には物足りないと思います。
現在はデジタル作画授業がメインだと思うので漫画制作ソフトを一から教わるのはすでにソフトを使える人からしたらやはり不要で物足りないと思います。
コース選び、学校選びは重要だと思います。
お金がかかり、移動時間がかかるのもデメリットでしょうか。
漫画専門学校のメリット
次はメリットです。
- 漫画家志望の友人ができる
- 刺激になる
- 学校のイベントで持ち込みができる
- 漫画のことを考える、描く時間が増える
共に漫画家を目指す友人ができ刺激になります。ぼくの場合はうまい人には追い付き、追い越したい!と思い、怠けている人にはこいつには負けたくない!という気持ちになり頑張れました。
複数の出版社が学校に来て、持ち込みをできるイベントがあり、持ち込み体験をできるのはメリットかと思います。現在ならどの学校でもあるイベントだと思います。
ぼくは1年間だけの学校でしたがほとんど漫画のことだけを考えられた貴重な時間でした。
ぼくは幸運にもその学校でできた友人が商業デビューをし、アシスタントとして雇っていただいたことがあります。そういう繋がりも生徒の多い専門学校のならではだと思います。
授業は前半はあまり役に立たなかったと思いますが、当時デジタルの出始めで少しですがパソコン作業を学べたことと後半は漫画の描き方も学べたと思います。
こういうことからぼくは専門学校に行って良かったという結論になりました。
漫画家のアシスタントという道も
もうすでに漫画をそれなりに仕上げられる人には専門学校より、漫画家のアシスタントをお勧めします。給料ももらえるし、目の前にプロの原稿、プロの漫画家、プロの編集者がいるのはとても勉強になります。
専門学校に行ってからでも遅くはないと思いますが、ぼくは友人のアシスタントをした時の方が学びが多かったです。
漫画アシスタント記事はこちらから

まとめ
自分が現在漫画をどのくらい描けるか?何が必要なのか?を見きわめて進路を決めてください。大学で知識を学んでから漫画の専門学校に行くというのもありだと思います。
デメリットでも書きましたが、コース選び、学校選びは重要だと思います。
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こちらはぼくが出品している『ココナラ』のプランです。

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