漫画の単行本を1冊出すともらえる金額は?~原稿料と印税~

漫画の単行本を1冊出すともらえる金額は?~原稿料と印税~

本日は漫画家が単行本を1冊出すと、出版社からどのくらいのお金がもらえるかについて公開します。

結論から言うと、ぼく漫画家水兵ききが1冊の単行本発売までに出版社から頂いた金額は約164万円でした。

ではその詳細です。

※これは2003年スクウェアエニックスのガンガンパワードという季刊誌で掲載された漫画が単行本化されたときの情報です。

原稿料詳細

下記は単行本『みかにハラスメント』に収録された作品とその原稿料です。

  1. みかにハラスメント第1話 239,400円
  2. みかにハラスメント第2話 239,400円
  3. みかにハラスメント第3話 277,830円
  4. かすみ♂ 266,000円
  5. 魔法少女るかなー 174,800円

※原稿料は全て1P7000円でした。消費税や源泉徴収税を計算しています。
ページ数は合計180Pです

ここまで原稿料の合計1,197,430円

続いて単行本の印税です。

印税詳細

印税は単行本価格の10%です。

画像が見にくいですが、単行本『みかにハラスメント』の初版は12,002部でした。印税は一冊39円です。こちらも消費税、源泉徴収税を計算すると

444,675円

原稿料と合計すると

1,647,105円

になります。

まとめ

今回は数字だけの羅列でしたがいかがでしたか?印税は発行部数によって変わります。新人はよほどのことが無い限り、初版は現在だと1万部未満のようです。『重版』にならないともらえるのは基本的にここまでの金額ということになります。基本的にといいましたが、ここではDL販売の印税は除いています。

ちなみに単行本の表紙、裏表紙、オマケ漫画などは金銭は1円も発生しません。
発生してほしいなと思いますが、これは漫画業界の常識になっているようです。

補足ですが『みかにハラスメント』は幸いにもとても話題になり『重版』がかかりました。
こちらは『初版』だけで終わらない『重版』フィーバーが起こった時の記事です。漫画家って夢があると思っていただけると思います。

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テレビドラマ『重版出来!』

重版出来!

漫画家を目指すあなたへ

人によって描けるスピードは違うと思います。仮に1人で月に30P描いたとして、単行本分180P描くのに半年かかります。つまり年に2冊単行本を出せるとしたら金額は上記の2倍、328万円ほどになります。

クリップスタジオなどの手軽に漫画を描けるソフトや、ネットで簡単に漫画を公開できる環境になったおかげで漫画を描く人口が増えています。

それに伴い漫画家の原稿料、及び単行本の初版の部数が減ってきていると聞きます。出版社にこだわらず自分にあった環境で漫画を発表してお金を稼ぐ柔軟さも必要かもしれません。

こちらはクリスタ講座記事です

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