コミックアンソロジー(ひぐらしのなく頃に)のお金の話。同じカラーイラストでも2倍以上の差が!?

再びアニメ化され現在放送されている「ひぐらしのなく頃に」は、ぼく水兵にとって漫画家デビュー後に自分の作品以外では一番関係を持たせてもらった思い出深い作品です。
「ひぐらしのなく頃に」とは原作者竜騎士07先生によって2002年より発表されているサウンドノベルです。
そのあらすじはご存じの方も多いと思うので割愛しますが、面白さが話題になり漫画化、アニメ化され大きなブームになりました。グロい作品ですがキャラも魅力的でグロ以外もとても面白い作品です。
2005年頃、ガンガンパワードで新人漫画家として新作マンガを発表させていただいていた時期に、「ひぐらしのなく頃に」はガンガン本誌や増刊号で多くの漫画家により、次々に漫画化されていきました。
その漫画を読むことも多く、ぼく水兵も作品に引き込まれ気づいた時には同人誌を描いていました。
その同人誌のおかげで「ひぐらしのなく頃に」のアンソロジーのお誘いを受けました。今回はその時のお話です。
そのお仕事とは、コミックアンソロジーの表紙、別アンソロ本のカラーイラスト、アンソロ小説の挿絵を描かせていただきました。
これらのお仕事のおかげで当時の「ひぐらしのなく頃に」ブームをより一層楽しめましたし、少しですがブームのお手伝いもできたと思います。
以下がぼくが携わったアンソロジーです。その時のお金の話と一緒にどうぞ。
アンソロ『ひぐらしのなく頃に』のお金の話
表紙を任せていただいたひぐらしアンソロ本「ひぐらしのなく頃にコミックアンソロジー迷放し編」(06年発行)です。


その時一迅社様からいただいた金額はこちらです。
47500円
カラーイラスト1枚でこの価格は、表紙ということもありかなり高額の部類です。
魅音かわいい。
続いて次の年に描かせていただいた「ひぐらしのなく頃にコミックアンソロジー夢転し編」(07年発行)本の中のカラーイラストです。


こちらの値段は・・・
19000円
だいぶ下がりましたね。表紙とは2倍以上の差があります。
漫画でカラーページを描いた場合は原稿料の1.5倍なので、この時期は原稿料7000円でしたのでカラーページは10500円になります。なのでこちらもありがたい金額です。詩音もかわいい。
続いて小説「ひぐらしのなく頃にアンソロジーノベル5」(06年発行)の挿絵です


白黒挿絵2枚のお値段です
14400円
以上がぼくが携わったアンソロジーのお値段です。
漫画も描かせていただいていたら1P7000円前後だったかと思われます。
いよいよクライマックスに向かうアニメ『ひぐらしのなく頃に』現在放送中の答え合わせに注目です。まだの方はこちらから見ることができます。
ひぐらしのなく頃に業
本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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ぼくの場合「ひぐらしのなく頃に」は同人誌を描いたことで声をかけてもらいました。その他にはみづきたけひと先生の「こはるびより」が好きで同じ雑誌で描いていた時、担当さんにその話をしたらイラストのお仕事をもらえました。
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