【推し漫画拡散!重版!】最善は発売直後に1冊購入!【詳細解説→実証】

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この『漫画』大好きだから売れてほしい!と思う漫画はありますか?

あかにゃん

あるにゃー!

あおにゃん

人気はイマイチみたいですが、すごく面白い推し漫画があります

きいにゃん

みんなにも勧めたい熱い漫画があるぜー!

すいへい

誰でもできる拡散に繋がる方法を具体的な実証を踏まえて教えます

拡散する方法を先に書くと、それは『推し漫画』があったら単行本発売直後に素早く1冊購入することです。その一歩が、今より2倍も3倍も『売れる』ことに繋がることがあります。

この記事では、ぼく水兵ききの代表作『みかにハラスメント』を例に挙げ、『重版』が『重版』を呼び拡散されるシステムを解説していきます。

理由を知って、推したい漫画にぜひお試しください。

この記事でわかること

・単行本発売直後の購入は『重版』に繋がり、推し漫画の拡散に繋がることも。

本ページ筆者の経歴

漫画家。PN水兵きき。連載9回立ち上げ。漫画家協会会員。クリスタ検定(マンガ)合格。ココナラ漫画添削PRO認定。デジコレ『魔王だけどレベル1~』作品紹介ページ

アマゾン1位『みかにハラスメント』に真実についてはこちらから。

目次

『重版』ってなに?

出版物には『重版』というものがあります。一度印刷したものを再度印刷、出版することです。

そして『重版』されるかどうかは、販売直後の売れ行き動向に非常に左右されます。

あおにゃん

だから早く買う必要があるんですね

『重版』がかかれば、その『重版情報』だけで大きな『宣伝』になり推し漫画の拡散に繋がります。つまり無料で宣伝になるわけです。

上記に近い例をあげると、発売前の出版物の予約が総定数を超えて販売前に重版が決まることがあります。それがネットやテレビで取り上げられるとすごい宣伝効果に繋がります。

興味が無かった人でも『何それ?そんなに面白いの?』ってなり、拡散されるのは想像しやすいと思います。

重版のメリット・デメリット

重版のメリットとデメリットを解説します。

『重版』のメリット

上の画像はアキバブログさんからの引用です。

2005年3月後半に発売された『みかにハラスメント』は書店で同年8月上旬に5版の『重版』が販売されました。

『重版』のメリットはこちらです。

  1. 漫画家に追加で印税が入る
  2. 出版社の売り上げが上がる
  3. 人気があるとわかり、本屋がお勧めできる
  4. 購入した人がいることを確認できる
  5. 『重版』の部数を管理することで品薄商法ができる
  6. お金をかけずして『重版』情報がそのまま宣伝になる

1と2はそのままです。

3、人気があるとわかり、本屋がお勧めできる

重版がかかったおかげで上記の画像のようなありがたい扱いを受けています。

この単行本『みかにハラスメント』は発売以降、特に目立った宣伝はありませんでした。

出版元のスクエニのテレビCMを見る度、売れてるんだし『みかにハラスメント』がちらっとでも出たらいいな。と期待して見ていましたが全く出ませんでした。

『みかにハラスメント』の宣伝といえば、販売から2か月間スーパーノヴァキャンペーンという『みか』のテレカがあたるキャンペーンがあり一部店舗のレジに小さな詳細プレートがあったことと、書店様5店舗より依頼されたカラー色紙がそのまま5店舗に並んだくらいでした。

つまり言いたいことは、他の宣伝がなくてもそれだけ『重版』は強いということです。

きいにゃん

重版は最強ってことだな!

4、購入した人がいることを確認できる

『重版』になったということは基本的にそれまでに発行された本はほとんど売りきれているため(あるいは完売が見込めるため)未購入者はある程度の面白さを保証されて購入することができます。

あおにゃん

重版がかかるということは多くの人が読んでいるということですね

5、『重版』の部数を管理することで品薄商法ができる

作家であるぼくが口出しできることではないですが、こういう品薄商法も最近は漫画に限らず多くみられます。

品薄商法とは、品薄を作り購入者の飢餓感を煽り購入を促す商法です。

『みかにハラスメント』がそうだったかは不明ですし、当時はそういう商法はまだ無かったかもしれません。

あかにゃん

品薄だと思うと購入したくなるにゃ

6、お金をかけずして『重版』情報がそのまま宣伝になる

4と被りますが、 お金をかけずして『重版』情報がそのまま宣伝になる。

これが一番のメリットです。

重版されたことが人気を裏付けるニュースになり、各所で取り上げられ拡散し更に売れ、『重版』されます。

これが『重版』が『重版』を生む現象です。

あおにゃん

重版情報が更なる重版を生むんですね

下記は3か月に一度届いた『みかにハラスメント』の実際の明細書です。※見にくくてすみません

2005年1~3月の明細です

↓こちらは上記の明細を切り取りしています。『みかにハラスメント』の発売は3月で、初版は12000部でした。

2005年4~6月 24500部『重版』

2005年7~9月 12000部『重版』

2005年10~12月 9000部『重版』

2006年1~3月 12000部『重版』

2006年4~6月 8500部『重版』

2006年7月~明細書紛失
↓こちら2007年10月 2000部『重版』

2008年7月 2000部『重版』

合計85,002部 

ありがたいことに1冊しか出ていない漫画なのに3年後まで繰り返し重版がかかっています。

重版のデメリット

残念ながら『重版』にはデメリットもあります。

  1. 初版を売り切らないといけない
  2. 出版社が最初から『重版』狙いだと初版部数を抑えられ、作家の印税が減る

1、初版を売り切らないといけない

当たり前ですが、重版は初版をほとんど売り切らないとできません。

2、出版社が最初から『重版』狙いだと初版部数を抑えられ、作家の印税が減る

デジタル漫画が増えてきていることもあって新人、中堅の単行本の初版は徐々に減っています。

ですがそれのおかげで『重版』はかかりやすい環境になっているともいえます。

【推し漫画拡散!】最善の方法は発売直後に1冊購入!まとめ

そのうち買おうと思ってる大好きな漫画は『重版』狙いで今買って下さい。販売日前に予約も効果的です。『重版』は発売日に近いほうが間違いなくかかりやすいです。

ぼくの漫画『みかにハラスメント』は初版が15000部ほどで発売と同時に話題になったこともあり、一瞬で売り切れて即『重版』になりました。

漫画家を目指している人は、もしご自分の漫画が重版されたらSNS等で発信することをお勧めします。『重版』情報は客観的な事実な上、ただのお知らせに過ぎないのに売り上げを何倍にも伸ばす絶大な効果があります。

あおにゃん

重版=面白い。という公式が成り立ちやすいんですね


『みかにハラスメント』についてはこちらの記事も。


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