みなさんは『漫画出版社のパーティー』というものを聞いたことがありますか?
出版社パーティーは1年に一度、出版社ごとに行われる漫画家さんたちを労ってくれるイベントです。
聞いたことあるにゃ!どんなことをするか知りたいにゃ
漫画家たちの集まり・・・興味あります
俺もデビューして招待されたいぜ!
あまり知られていない漫画業界の『出版社パーティー』についてぼくの体験談を交えてお伝えします
交流させていただいた漫画家さんたちのお話もさせていただきます。
お話させていただいたのはこちらの先生方です
- 赤松健先生(ラブひな、ネギま、UQ HOLDER!)(国会議員)
- 藤代健先生(流されて藍蘭島)
- まっつー先生(これが私の御主人様)
赤松先生の徹底したプロ意識のエピソード話や、いただいたイラスト入りのサインも公開しておきます。
この記事を読んで『漫画業界通』に一歩近づいてください。
・漫画出版社パーティの内容
ぼくが体験した驚愕の漫画家エピソード集はこちら。
出版社パーティーとは?
都内のホテルのイベント会場などで行われ、漫画家、及びそのお連れの方は参加料無料です。
豪華な食事も食べ放題。帰りにはおみやげ付きです。漫画家を疲れをねぎらうのが目的です。
出版社最大のイベントとあって、どこも華やかです。
無料!食べ放題!おみやげ付き!最高だぜ!
出版社パーティー参加経緯
ぼくがはじめて出版社のパーティーに参加させていただいたのは、当時はまだ漫画家デビューしていなかったのでアシスタント先の先生に誘われ2001年に講談社のパーティーに行ってきました。
その後漫画家デビューを果たし、スクエアエニックス、講談社、メディアワークス、富士見出版のパーティーにも参加させてもらいました。
やはりアシスタントとして参加するより自分本人が招待されるというのは感慨深いものがありました。
ぼくもデビューして、出版社から直接招待されたいにゃ
デビューしてれば誰でも呼ばれる?
漫画家デビューしていれば誰でもパーティに誘われるかと思いきや、人数が増えるとそれだけ出版社の費用が掛かるせいか、ぼくは初の単行本が出るまで誘われませんでした。
しかしその後、別の出版社で読み切りを一本描いただけでも呼ばれて、ほとんど貢献していないのにお誘いを受けました。
更に他の出版社では数年連載をさせていただいていましたが、デジタル単行本のみで紙の単行本にならなかったせいか、呼ばれることはありませんでした。
出版社ごとに基準があったり、その時の担当者の気分で決まるようです。
基準は出版社ごとや担当の気分なんですね
豪華な食事その中でも・・・
パーティーと言えば期待するのは豪華な食事です。
どのパーティーの料理も種類が豊富で見た目も味もクオリティが高かったです。
その中でも今でも覚えているのが、講談社のパーティー(デビュー後)の高級ローストビーフは最高でした。
表面をこんがりさせた肉の塊から切り離されお皿に飾り付けたその存在は、
我が目まで潤すほどの赤身と脂身の赤白のコントラストを放ち、欲望を掻き立て、
その欲望の渦に取り込まれた存在は、今までの記憶に無い新しき快楽となり欲望の一部と同化しました。
つまり、迷わずおかわりに向かいました。
講談社のローストビーフ美味しすぎ
行われるイベントは?
行われるイベントは、ビンゴゲーム、グラビアアイドルの宣伝、漫画授賞式、出版目標や成果の報告です。
ぼくは幸運なことにビンゴゲームで、担当さんが当たったカードを譲り受けて電動マッサージ棒をいただいたことがあります。
ラッキー
漫画家さんと交流
パーティーは多くの漫画家さんとの交流ができる、他では絶対体験できない貴重な場所だと言えるでしょう。
パーティー参加者はみなさん名札を付けており、タイミングが良ければ漫画家さんと挨拶させていただくことが出来ます。
ぼくがお話させていただいてよく覚えているのが、
赤松健先生(ラブひな、ネギま)
藤代健先生(流されて藍蘭島)
まっつー先生(これが私の御主人様)です
赤松先生は2001年講談社漫画賞を『ラブひな』で受賞されたときに、サインをいただき握手もさせていただきました。
握手の時にぼくが右手を差し出すと、ためらいながら左手を差し出してきたことを覚えています。
漫画家は執筆にあたり、利き手が何より大切です。
そのため誰とも知らない人との利き手の握手は抵抗があったのだろうと思います(この時ぼくはデビュー前でしたし)
どんな時も利き手を守る。熱いぜ
藤代先生とまっつー先生は2005年にスクエアエニックスの二次会でお会いすることが出来ました。
このお二人は以前からぼくが担当さんに好きな作家さんだということを伝えていたので、担当さんの手引きでお会いさせていただきました。
その時いただいたお三方のサインはこちらです。
出版社パーティは漫画家のサインもらい放題にゃ
宝物です
意外と社交的な人が多い
漫画家の方は社交的な人が少ないイメージですがパーティーを見渡すとそんなことはなく、みなさんそれぞれグループを作り談笑していました。
ぼくは初めての人とお話するのがとても苦手で、パーティーで『ぼっち』になるのが怖くて、参加するときはいつもアシスタントさんに保護者として付き添ってもらっていました。
『ぼっち』は怖い。アシさんがぼくの保護者
それでもどこのグループでも良いのでお話したいなと思いながら徘徊していると、そういうぼくのような人がいることを知っているベテランの人が気にしてくれることもありました。
当日や事前にSNSでパーティに参加する人(してる人)を見つけてコンタクトを取ったり、担当さんに会いたい作家さんのことを伝えておくのも良い方法です。
「漫画出版社パーティー」てどんな雰囲気?【政治家ケン漫画家の色紙公開】まとめ
いかがでしたか?少しは出版社のパーティーの雰囲気が伝わりましたか?
普段は一人の担当さんとだけやりとりしているのであまり実感できませんが、パーティーに行くと出版社に歓迎されているのだとよくわかります。
そのせいかあまり貢献できていないときには誘われても行く気が起きず、ぼくは不参加が多かったです。
そう考えるとパーティーは漫画家のモチベーションを上げるのにも利用されているイベントかもしれません
出版社から歓迎され堂々と何年も参加できる漫画家を目指してください。
出版社に貢献して堂々と参加したいぜ!
こちらのエピソードも知ってより漫画業界通に。
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