漫画を描いている人の多くが特定の同じところで悩んでいると思います。
悩んで手が止まってしまうにゃ
また同じところで悩みました
ぐぬぬ悩ましいぜ
大丈夫です!みんな同じところで悩んでます。一つずつ解消していきましょう
この記事ではそんな、漫画を描く人なら誰でも一度は悩みむ『あるある』を紹介して対処方法を解説していきます。
・『漫画を描く時の悩みどころと対処方法』
取り上げる悩みどころはこちらの7個です。
- あとからエピソードを入れたくなる
- 思っていたほど見せ場が盛り上がらない
- 小粋なギャグやキャラクター同士の少し笑える会話が、本当に面白いかわからなくなる
- 導入部分に何を描けばいいのかわからない
- 山場がどれも描きたいコマだらけでどこを大きく見せていいかわからない
- 描いた絵のデッサンの狂いは無いと思うが、どこかヘン
- そもそも面白いのかわからない
漫画制作の一連の手順はこちらから。それぞれの失敗を避けるコツも。
漫画描きの悩み所『7選』
漫画は本当に悩みどころが多いです。しかしその悩みのせいで一度描き始めた漫画を途中で辞めてしまうのはとてももったいないことです。
みんな悩んで漫画を描いています。悩みの対処方法を知って漫画を描き上げてください。
1 あとからエピソードを入れたくなる
下描きを完成させたあとに読み返すと、この部分にエピソードを追加したい!や、エピソードを別のものに取り替えたい!と思うことがあります。
今描いてる漫画がまさに、そのあるあるにゃー
漫画を描いたことがある人には必ず訪れる悩みです。
なぜ悩むかというと、漫画は気軽に数コマ増やすことがとても難しいからです。
下描きが終わっている場合、途中のページにエピソードのために数コマを増やすとその先を全て描き直さなくてはならなくなります。(小さいコマを1~2コマ増やして対応できる場合もあります)
昨今では掲載先がアプリやネットなら1~2ページ増やすことは割と簡単になってきましたが、雑誌掲載の場合は違います。
ページ数があらかじめ決まっており、ページを簡単に増やすことはできません。
アプリでの掲載でエピソードを増やすために1ページ増やす選択をしても、ノドのとじ込み部分があるために簡単には増やすことができません。
1P増やすとその後のページのノドの部分が入れ替わってしまいます。
※ノドとは雑誌で言うとじ込み部分です。
アプリにはとじ込み部分は関係ありませんが、紙の単行本になった時のためにとじ込み側の部分は通常は断ち切りにはしません。(断ち切りとは絵やコマを紙いっぱいまで描くことです)
では2ページ増やしたら?と思うかもしれませんが、エピソードによってはそれも可能ですが、後から入れたいエピソードのほとんどが小さなもので、それを2ページかけて入れてしまうと全体のバランスが崩れます。
対処方法
本来はそんなエピソードの過不足が無いようにプロットやネーム段階で調整したいものですが、エピソードをどうしても追加したい場合は前後の2〜3ページの構成を見直してみてください。
エピソードのボリュームにもよりますがぼくは前後を何度も見直して、不要な要素を消しつつ入れたいエピソードを追加するようにしています。
描いた下描きもなるべく再利用します。
2 思っていたほど見せ場が盛り上がらない
プロットの時には最高に熱い展開だと思っていたのに、ネームや下描きの時に見せ場が盛り上がらないという悩みがあります。
私もその悩みがあります
プロットの時に考えた見せ場のイメージをそのままネームにするのは難しいことです。
なぜならプロットの時のイメージは丁寧に細かいところまでイメージできますが、ネームに入りコマを割ると全てのイメージを表現するにはページ数がかかりすぎるため、要所だけを描かなくてはいけないからです。
対処方法
どのポイントを押さえれば面白くなるか、もう一度考えて必要な要素だけを取り出してみてください。
3 小粋なギャグやキャラクター同士の少し笑える会話が、本当に面白いかわからなくなる
描いてる瞬間は笑えて面白いと思っても少ししてから面白いかわからなくなり、普通の流れに戻したほうが良いか悩むことがあります。
残念ながらあるあるだぜ
対処方法
これの対処方法は数日後に改めて見直してみましょう。
描いたあとすぐには客観的に自分の漫画を判断することはとても難しいことです。
時間を開けることによって広い視野で見ることができるようになります。
それでも判断できないときは、第三者に見せてみるか、『攻める』ほうが良いでしょう。
4 導入部分に何を描けばいいのかわからない
描きたい漫画は決まっているけれど、導入をキャラクター紹介で始めるか、回想からなのか、ピンチからはじめるか、敵側を見せるところからはじめるか悩むことがあります。
すごくあるあるです
対処方法
今描いている漫画はどんな漫画なのか?何をする漫画なのか?を最初に見せることを意識すると解決することがあります。
具体例を出すと、例えば
妖怪が暴れて退治する話ならば、妖怪のせいで悩みを抱えるキャラクターから始めるか、妖怪が何か問題行動をしているところから始めることが基本です。
こうすると悩みを解決する漫画や妖怪を倒す漫画だと読者に伝えることができます。
恋愛物なら、恋愛対象者との関係と心の距離を描くのが良いでしょう。
スポーツ物なら努力と成果、成長を最初に見せると良いでしょう。
導入で困ったらこちらの記事もどうぞ。
5 描いた絵のデッサンの狂いは無いと思うが、どこかヘン
絵を描いていると、しっかりと描いたつもりでデッサンも狂ってない気がするのに何かおかしい気がするという悩みがあります。
たまにおきるあるあるにゃ
対処方法
ぼくもたまに起きる現象ですが、次の日に見直すとほとんどの場合『デッサン』の狂いに気づきます。時間を開けてみましょう。お急ぎの場合は最初から別の構図で描き直しを。
6 山場が描きたいコマだらけでどこを大きく見せていいかわからない
終盤に出てくる悩みどころで、無駄なコマを排除したいと思い、整理すればするほど陥りやすい悩みです。
全てのコマ大きく描くぜ!
それは辞めましょう
セリフも大事だし!キャラクターの動きも大きく見せたい!次のコマでは仲間が助けに来てくれてコマを大きくしたい!
こんなことが起きることがあります。
対処方法
全てのコマを大きくすると読者にとっては読みにくい漫画になってしまいます。
まず状況を整理することから始めましょう。その上で一番見せるべきところを正確に判断してください。
7 そもそも自分の漫画が面白いのかわからない
漫画を描く人なら誰でも一度は陥る悩みです。
昨日まで傑作だと思ってたのに、面白いかわからなくなったにゃ
漫画を描くのは時間がかかります。そのため何度も繰り返し自分の漫画を見ているとこのままでいいのか不安になります。
対処方法
面白いと信じて描いてください!
・・・と、いうだけでは対処方法になっていないので付け加えると、面白くない漫画の主な原因は見せたいコマまでの演出が足りないことが多いです。
例えば敵を倒す時も、ただ悪い敵を倒すだけではなく、
圧倒的な戦力差やそれまでの絶望感、近づくことすら不可能だったり、家族や友達が酷い目にあったり、倒すチャンスが一度あったが失敗したり。
などの演出を強調してみてください。
演出は無限にあります。その漫画の設定にあった演出が大切です。
そもそも敵キャラのデザインが弱イマイチという場合もあります。
キャラクターのデザインはとても大切です。
それから、面白いかどうかは大事なことですが、編集者があなたに才能があるかどうか判断するのは面白いか?つまらないか?だけではありません。
ストーリーがつまらなくてもキャラクター、設定、台詞回しなどに個性があれば担当になってもらえることがあります。
『悩みどころ』まとめ
漫画を描くことは1コマ1コマ悩みが発生し、その度に難しい判断をしなくてはいけません。
悩んだ時に漫画を描くことを辞めてしまったり、長い時間をついやしたりしないように事前に対処方法を頭に入れておいてください。
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