【便利】急にデッサンが取れなくなった時の『ズルい』解決方法6選

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漫画のプロットとネームが出来て下描きを開始しても、絵がうまく描けずなかなか作業が進められないことがあります。

あかにゃん

うまく絵が描けないと漫画制作が進まないにゃ

あおにゃん

デッサンが取れなくなって止まることがあります

きいにゃん

描けないとイライラするぜ

すいへい

ぼくもよくありました。困った時に使える方法を解説します

絵が描けないまま漫画制作をしてしまうのはとても時間がもったいないです。詰まった時にスムーズに解決しましょう。

この記事でわかること

バランスの良い絵の描き方

便利な絵の描き方

本ページ筆者の経歴

漫画家。PN水兵きき。連載9回立ち上げ。漫画家協会会員。クリスタ検定(マンガ)合格。ココナラ漫画添削PRO認定。デジコレ『魔王だけどレベル1~』作品紹介ページ

手が描けないときはこちらもどうぞ。

目次

絵が描けない時の簡単・便利な描き方『6選』

紹介する描き方はこちらです。

  1. 裸を描いてから服を着せる
  2. 手を描くときは手首から先を最初に描く
  3. 正面顔は『対象定規』で描く
  4. 描けないものは諦めて3Dオブジェクト
  5. 3Dフィギュアを使う
  6. ポーズが決まらない時はラフ案

① 裸を描いてから服を着せる

絵を頭部から描いて、続いて胴体を描くときにそのまま服を着た絵を描くと歪みが出ることがあります。

その場合は一度は裸を描きましょう。

服の中に何があるのかを描くことで歪みが解消できることがあります。

裸だけでなく、骨、筋肉、内蔵の形と位置を知っておくと絵のクオリティがあがります。

すいへい

ぼくはほぼ全ての絵をまず裸を簡単に描いてから服を描いています

② 手を描くときは手首から先を最初に描く

キャラクターの絵を描く順番は多くの人が頭部から描き→首→胴体→という順番で描き進めると思います。

基本的にはそれで良いと思いますが、手だけは描きやすい例外があります。

胴体→肩と描いたあとは手の部分(手首から先)を先に描くというやり方がオススメです。

目立たないコマなら肩→上腕→前腕→手という順番で構いません。

しかし手が重要な要素のシーンでは手を先に描くことでバランス良く腕を描けます。

このやり方を覚えると圧倒的に手の表現の自由度が上がます。

肩→上腕→前腕→手という描き方では、自分の描きやすい角度の手ばかり上手くなり、いろいろな角度の手を描くのが難しくなります。

なのでまずは手の位置を決めてから手と肩を繋げてみましょう。

すいへい

ぼくはこの描き方に気づくまで手にとても時間がかかりました

③ 正面顔は『対照定規』で描く

20年以上漫画を描いていても引っかかるのがキャラクターの正面の顔です。左右のバランスを取るのが難しいです。

同じ悩みを持つ人も多いと思います。この場合はバランスを取ることを諦めてしまい、クリスタの便利ツール『対照定規』を使いましょう。

最初はバランスを取るのが難しいと思いますが、慣れてくればバランスよく描けます。気になるところは対象定規を削除して最後に微調整しましょう。

すいへい

対照定規でバランスの良い正面顔を

④ 描けないものは諦めて3Dオブジェクト

ぼくは生涯、絵を描いても永遠に上手に描けそうにないもののNO1は『クツ』です。描けないものは描けないものとして、諦めてしまうこともいいと思います。

以前なら諦めるという選択肢は無かったと思いますが、デジタル漫画制作ならば3Dデータを利用できます。下描きの時は何となくシルエットを描いておいて、ペン入れの時にクリップスタジオの3Dオブジェクトのクツを使うようにしています。

クツの角度、線の太さを調整すればそのまま線画にできます。

すいへい

靴はカケナイ・・・向きが変わるとワカラナイ

⑤ 3Dフィギュアを使う

難しくて描けない絵はクリップスタジオの3Dデッサン人形を利用することもできます。

3Dデッサン人形は不自然なポーズもあるのでそのまま信じて描くのはよくありませんが、調整すればとても便利なツールです。

すいへい

特に関節に違和感が出ることが多いので鵜呑みは少し危険です

3Dフィギュアの使い方はこちらもどうぞ。
【下絵で時短】3Dフィギュアを自分のキャラサイズに調整する『3ステップ』

⑥ ポーズが決まらない時はラフ案

絵を描けないどころか、そもそもキャラクターのポーズが決まらないことがあります。頭でイメージできない場合は視覚から刺激することが効果的です。

これはいろいろなポーズや表情をラフで描いてみると良いでしょう。

すいへい

普段描かないような絵もラフを適当に描いていると思いつくことがあります

【便利】急にデッサンが取れなくなった時の『ズルい』解決方法6選まとめ

ストーリーで詰まり、絵で詰まるのが漫画制作です。なるべく詰まらないで描き進められるように、詰まった時の対応策を頭にいれておいてください。

日頃から自分が引っかかりやすい絵を研究する必要もあります。

描きにくい絵は何度も何度も引っかかってしまい時間を取られてしまいます。そうならないように解決策を考えるクセを付けておきましょう。


画力アップにはこちらの記事をどうぞ。
【気軽に練習】『線』を増やして画力アップの提案【個性を残す】

こちらはぼく水兵ききが出品しているココナラのプランです。

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