漫画家『水兵きき』自身のお金の話。新人作家の原稿料は・・・?

こんにちは、はじめまして!漫画家の水兵きき
です。これから漫画家ならではの視点でブログを公開していこうと思います。よろしくお願いします。
まず、ブログタイトルに『お金の話』とつけたのに自分のお金の話をしないわけにはいきませんよね?なので第1回目のブログは水兵ききのお金の話を公開していきます。
新人漫画家の原稿料は?
ぼくがデビューさせていただいたのは2003年でスクウェア・エニックスさんの『ガンガンパワード』という3か月に一度発行される季刊誌でした。タイトルは『魔法少女るかなー』です。こんな感じのキャラでした。

早速ですがその『魔法少女るかなー』の原稿料の明細はこちらです。


26ページ×7000円(原稿料)+2000(予告カット)=184000円
×消費税5%-源泉徴収税10%
=174800円
こちらの金額になります。
※パワーフルボイスはたしか掲載予告のコーナーの名前でカットイラストを描いた代金だったような・・・?
原稿料+受賞賞金でダブルでウハウハ?
『魔法少女るかなー』はスクエニさんの漫画賞に応募した作品です。それが雑誌に掲載されたということは上記の原稿料+漫画賞受賞賞金ももらえたのでは?と、思いますよね?ですが残念ながら一般的に受賞賞金は掲載料も含まれているのです。
ではなぜ受賞賞金ではなくて原稿料が書いてあるのかというと実は『魔法少女るかなー』は最終候補止まりだったんです。なので受賞はもちろん賞金もありませんでした。
最終候補なのにそんな作品がどうして雑誌に掲載されたかというと、お一人の編集者様の目に止まり担当になっていただき、その担当様から新しいネーム描いてきて。というお話をさせていただいているうちに『るかなー』が掲載されることになったよー。
という軽い感じで『水兵きき』のデビューが決まりました笑
最終候補でもデビューできることがあるんですね。ありがたいことです。
水兵ききデビュー作『魔法少女るかなー』はこちらに収録されています。当時アマゾンで1位になった単行本です^^
みかにハラスメント第1話はこちらから読めます

☆漫画家を目指すあなたへ☆
賞を取れなくてもチャンスはあります。コロナ禍で難しいとは思いますが、より多くのプロの編集さんにみてもらうことで自分の才能を見出してもらえることがありますよ。多くの出版社に投稿してみてください。コロナが収まったら持ち込みも!
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